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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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まさかのなぞりルート!?

バレないように、さらに周りから変人に見られないように朝崎さん逹に着いていった。

目的地は………ゲーセン?

秋と来た道をなぞるように進む朝崎さん逹。

じゃあ、やはりプリクラをするのだろうか?

………いやいや、そこまで都合の良いようには動いてくれないだろ。

ゲーセンの人混みの中で二人を見失わないように追いかける。

向かった先は……プリクラでした……。

二人でプリクラに入るとは……ますます怪しいな。

まあ、秋や泉と撮った俺が言えないと思うけど……。

「……プリクラ」

桜が小声で言った。

「俺たちはやらないぞ」

「う、うん。分かってる。プリクラって高いもんね。それを竜ちゃんに出してもらうのは迷惑だもんね。大丈夫だよ、桜は我慢できる子だから」

もし撮るなら全額俺に出させる気かよ!

俺の顎の辺りにある桜の頭を見ると少し残念に顔をうつむかせる桜……。

いや、俺が当たり前の様に全額払ってプリクラを二人で撮らしてくれると思ったの?

「……桜」

「うん?」

「一緒に撮るか?」

「……えっ。う、うん!」

つくづく俺も甘い奴である。

てか、泉もそうだったけど、女子ってどんだけプリクラが好きなんだろうな……。

いくら仲の良い友達でも、俺は異性と二人でプリクラをする勇気は無いぞ。まぁ、そこが男子と女子の違いかもしれないけど。

今回も肌の色やらフレームやらの事がよく分からなかったから桜に任せておいた。

「えっと……。ピース!」

泉みたいにふざける事もなく、普通だったので合わせてピースする。

そして、カシャッと一枚撮られた。

「次は……」

ふんっと腕を組んで俺に背中を向けたのでさっきと同じで、桜と同じポーズをする。

秋とも泉とも違う感じでプリクラを撮っていく。

桜がシャッターまでにポーズを考えてそれを真似ながら撮るのが何となく友達らしくて嬉しかったりした。

「ひゃー、楽しかった」

「あとは落書きだけだな」

「だね!可愛くデコレーションしていくよ!」

「じゃあ俺は見とく」

「竜ちゃんもしてよ!」

「え、でも俺って可愛くデコるの下手だよ?」

「それでも良いから!桜が一人だけでやるなんて悲しいの」

「お、おう。分かった」

いやー、そこまで真剣になるなんて思っておりませんでした。

まっ、秋と二人でした時も楽しかったし俺は良いけどな。

「良かった~」

そんなに一人じゃ不安だったの?

俺と桜は落書きコナーに移動して二人でわーわー話ながら落書きをしまくった。

桜は女の子らしくハートをよく使っていた。

でもなぁ、ツーショットの写真にハートを使うのは俺が少し恥ずかしい。

そのまま落書きが終わり、外に出る。

「あれ?」

「あっ」

「「……あ」」

朝崎さん達が出口に居ました。

てか、完全に忘れてた!


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