まさかの恐怖の襠田さん!?
「サボろうとは思わないで下さいね」
うん?
「分かっています」
すると、襠田さんはニコッと笑った
何だろう?
「分かっています。
そこは、安心出来るので、お誘いしたんですから」
だよな、良かった・・・。
「でもですね、もしサボった場合、私の力を全部使い地獄を見せますからね♪」
凄い笑顔で恐い事を言うのだが・・・
「・・・・・・。」
「では、さようなら」
何だろう、この気持ち。
凄く襠田さんと話すのが恐いのだが
いきなり、性格変わった気がする
「一上君、さようなら」
ってか、入る事が決まった瞬間性格変わるって何だよ!
まず、「言い訳」って言いかけた時点で気付けよ俺!
はぁ~。
これから、三年間一緒に学年生徒会するのか
少し不安だな・・・。
嫌いでは無いけど、苦手だなこの人・・・。
「聞けや!」
いきなり、襠田さんが怒鳴った
「す、すいません」
「では、さようなら」
怒った訳は俺が悪い。
先生にも言われたけど、ちゃんと人の話を聞くように努力しよう
「さようなら」
俺は教室は、襠田さんに任せ、部活も終わる時間だったので、先生に休んだ理由を説明して、泉と一緒に家に帰った。
「ねぇ、りゅー君。」
帰り道に泉が話しかけてきた
「うん?どうした?」
「今日の放課後、どうだった?」
あぁ、襠田さんの事か
「恐かった」
「恐かった?」
「うん、まぁ、俺も悪かったけど」
襠田さんは普通に優しい人だと思う
「よく分からないけど、何かあったの?」
「いや、何でもない」
「何かあったら言ってね」
泉は優しいな
「ありがとうな」
「うん!」
その後、部活の事や学校の事の話をしながら帰った。
「じゃあ、バイバイりゅー君」
「おう、また明日」
別れ道で泉と別れて帰った
「ただいまー」
「お帰り、竜」
え?
北海道に行っているはずの父さんがいる
「何で、父さんが居るの?」
父さんは北海道に行っているため、二ヶ月に一回位にしか帰って来ない
「あぁ、色々とあってな」
色々って何?
「そうなんだ。仕事がなくなった訳じゃないよな」
「うん、そこまで大変な事じゃない」
良かった。安心だ
「なら、良いけど」
「それより竜、話があるからこっち来てくれないか」
何だろう?
「分かった」
何か、重大な話かな?
そう言えば、秋と母さんの姿が見えないな
「なぁ、秋と母さんは?」
「買い物に行ったぞ」
何だ、一瞬焦ったぞ
「それで、どうした?」
俺は父さんの前に座った




