まさかの『Loveティー』ボケ!?
この日の秋はいつもと何も変わらない感じだったから少し安心した。
久しぶりに二人で勉強も出来たし良かった。
「じゃあ、おやすみ」
「うん。おやすみなさい」
何となくだが、俺と秋の距離も近くなった気がする。本当に近くなってたら嬉しいな。
次の日はいつも通りに昼まで寝て秋に起こされた。
12時には昼飯を食べ、家を出た。
あっ、てか、あの喫茶店って朝崎さんがいるじゃん……。
まあ、飲み物をおごってくれたりと優しい人だと思えば良いか。
喫茶店に着いたのも約束の時間の三分前だが桜は来ているだろうか。
そんな事を考えながら入店する
「らっしゃいやせ」
「あっ」
「……あっ、えっとこちらです」
遊園地に行ったときに朝崎さんと一緒にいた……大何とかさん、が居た。
すぐに理解され桜の所に案内される。
「あっ、竜ちゃん!」
桜が俺を見つけると手を降って自分の場所を教える。
ちょっ、他のお客さんに変な目で見られるからやめて!
そこの老夫婦の方たちの暖かい目がぁぁああ!
「時間通りだね」
「恥ずかしいから目立つ行動はするなよ」
「うん?分かった」
オーバーリアクションしたけど、朝に泉から抱きつかれた時の近所さんの痛い目、独身会社員や彼女無し学生の睨み、小学生たちの無垢な瞳。
あれだけは本当につらい……。
俺は椅子を引き座る。
「で、付き合って欲しい事って何だ?」
「海に行くでしょ、その時に持って――――。」
「お待たせしました『Loveティー(ちょい媚薬入りかもよ)』です」
朝崎さんが怪しいものを持ってきてた!
「客になんちゅー物を飲ませる気じゃ!」
「ほらほら、これを桜ちゃんに飲ませて飲ませて!」
「せめて、せめて!普通の『Loveティー』を持ってこいよ!」
「当店オススメメニューの『Loveティー(媚薬たっぷり、たっぷたぷ)』がよろしいのですか?」
「悪化してるから!てかそんな物をオススメにするな!」
「ではでは『Loveティー(媚薬入れたららめぇ~)にしましょうか?』
「本当に入れたら駄目ですからね!」
「うむ、では『Loveティー(媚薬100%)』にしましょうか?」
「ただの媚薬じゃねーかよ!」
「困りましたね。満足しませんか、なら『Loveティー(乙女の身体をGETだぜ!)』が良いですか?」
「せめて心にしろや!身体って……。あと地味にサ○シ風……。」
「じゃあ、『媚薬ティー』でどうでしょうか?」
「もう、『Loveティー』すら無くなったよ!?店長に変われ!」
「はい、店長の朝崎です。どうかなさいました?」
「お前が店長かよ!?」
アニメでよくあるツッコミの連発って意外としんどい……。
てか、桜が地味に朝崎さんの事睨んでる……それを見て何故か朝崎さんが満足顔何ですけど……。
あれ?大垣さん俺の事睨んでない?
「竜ちゃん、まだ話の途中だよ……。」
「あっはい。」
この前の男より怖い……。
「おい古都乃、まだ仕事中だぞ。」
「喋りかけんな!はいはい、仕事に戻ります。」
朝崎さんがそのまま店の奥に消えた。
「ホット紅茶で良いですか?」
「あっ、はい。大丈夫です」
「ではごゆっくり」
大垣さんも店の奥に戻っていった。
何か凄い不機嫌だったけど、どうしたんだろうか?
「竜ちゃん?まだ話の途中って言ったよね?」
「すいません……。」
こっちにも不機嫌な奴が居た……。




