まさかの好物!?
それから、本を読みながら時間を潰した。
「結構暗くなったな。秋、飯はどうする?」
今日は両親の少ない夏休みのため、二人で出掛けている。
イコール 飯がない!
「うーん、何でも良いよ」
こういう時の好きは困るが、秋の好みは知っているから決めやすい。
「牛丼行くか?」
意外と牛丼……。
家族で出掛けて、晩飯を何にするかを考える時に必ず牛丼と言うのが秋である。
ちなみに俺は意見することを許可されていない。
「うん!」
やっぱり喜んでくれた。
「ダメ!今日は私が作る!」
何故か居る泉がが外食を拒否した。
いや、お前は帰れよ。
「え~。牛丼食べたいです」
どんだけ牛丼を食いたいんだよ。
「私が栄養バッチリな牛丼を作ってあげるから、外食はダメだよ」
「あっ、牛丼は牛丼何ですね。ならOKです!」
ただ単に牛丼を食べたいだけである。
まあ、別に良いか。
「じゃあどうする?スーパーに行くか?」
「そうだねー」
出口に向かっていた足を逆に向け、スーパーに向かう。
「じゃあ、買ってくるね!」
そう言い、望ダッシュでその場から離れていく。
あっ、一人で行くんだ……。
「……紅茶でも買うか」
「……だね」
泉に買い物が終わったら教えてとメールをして、秋と紅茶専門店に向かう。
意外と種類があって、我が家族で人気な店である。
「今日はどんな匂いにする?」
俺の好みはショコラです!
チョコの風味は大好きです!
「匂いって……。今日は普通にストレートとアップルで良いじゃない?」
「じゃあ、そうするか」
俺たちは買うと決めた風味の紅茶の葉を買った。
買い終わったと同時にちょうど泉からメールが届き泉と合流する。
「結構買ったな。」
「うん!牛丼以外も作ろうと思ってね」
あー、確かに牛丼だけは寂しいもんな。
「じゃあ帰るか」
「うん!あれ?何買ったの?」
泉が紅茶が入った袋を見ながら言う。
「ああ、紅茶が少なくなったからそれの補充」
「紅茶好きだねー」
まぁな。
「泉も俺に進められて好きになったしな。」
「そーだね!まぁ、りゅー君みたいに無糖はダメだけど……。」
確かに泉は紅茶に砂糖を入れるよな。
俺は地味に反対派ですけど。
「反対だな~。紅茶に砂糖を入れるのは」
おいおい、確かに秋も反対派だけど素直に言い過ぎだ。
「うー、分かってるよ~」
駅に行くとちょうど電車が来た。
俺たちは電車に乗り、家に帰る。
あっ、家に帰ったらまずはデジカメをチェックしないといけなかった……。




