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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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112/411

まさかのテスト!?

「では……、初め!」

先生の合図のすぐに紙をめくる音が聞こえる。

一時間目は自習

二時間目は英語

三時間目は国語

四時間目は数学

お昼を挟んで

五時間目は理科

六時間目は社会だ。


「ふぁー、疲れたー!」

ようやくテストが全て終わり、ホームルームも終わった俺は天井を見ていた。

「りゅー君、お疲れー」

「おー、泉。そっちもお疲れー」

天井を見ていた俺を覗き込むように現れた泉と軽く言葉を交わす。

「どうだった?」

「んー?まあ、全力は出したよ。泉は?」

「私はいつも通りだよ」

という事は、平均点ぐらいだな。

今回は五教科だけだから、家庭科の点数が良い事も無いだろうし。

「今回もベスト10に入ってたら良いね」

「だな。まあ、そこは神頼みだよ」

神様、お願いします!

「神頼みなら桜の事になると思いますよ」

いつの間にか俺の席に来ていた豊美さんが言う

「あー、大丈夫かなあいつ」

凄く不安である。

「飯田さんは一位かな?二位かな?」

智也が女子の大群から出てきた。

モテザル君はお呼びでない。

「あかりんは今度こそは一位を取るって張り切ってた!」

おお、そんな飯田さんは見てみたいな。

「学年順位の発表っていつでしたっけ?」

俺は何となく豊美さんに聞く。

「えーと、個人発表はテスト結果を返された時ですけど、50位~1位の全体発表は多分、一週間後ぐらいだったと思いますよ。」

とりあえず、俺だけの順位は3日か4日ぐらいで分かるだろうな。

「僕は真ん中ぐらいかな?」

自分の順位を予測した智也が言う。

「私は少し不安です。」

この前は中の上の豊美さんが言う。

俺もそうだけど、テストが終わった後は自信が全く無いんだよな。

「まあ、俺たちの楽しみは、前回二位の飯田さんと前回…、何位だっけ?」

「「「さあ?」」」

俺の質問にみんなが首を傾げる。

「とりあえず、ほぼ最下位の桜の行く末がメインだな」

「ですね。桜には本当に頑張って貰いたいですよ」

今日の朝は逃げていたけどな。

教室に入ったときに豊美さんが居て本当にビックリした。

「だね。僕はあんまり頭良くないから言えたことでは無いけど、本当に馬鹿だからね」

おお、毒舌智也、訳して毒也だ。

当たったら痛そうだな。

いや、痛いで済まないか。

「だな」

「ですね」

「うん」

しかし、俺たちは頷いてしまう。

だって、本当に馬鹿なんだもん。

飯田さんの十分の一でも勝てないよ。

「もう、テストの話はやめようよ。頭が痛くなってくる。」

「だな」

とくに桜のせいで。

「そう言えば、今日は部活動再開だね。珍しく、全部の部活が活動するらしいよ。」

「嫌だー!」

「りゅー君は本当に嫌いだね。私は久しぶりだから少し楽しみだよ」

「うん、僕も」

「そうですか。私は部活は…」

そう言えば豊美さんの部活って何だろうか。

「襠田さんって部活は何をしてるの?」

一応、この学校は部活に入ってないといけない。

「私は、一応桜と一緒のテニスですが、仕事で忙しく今はもう幽霊部員です」

ああ、何か桜が言ってた気がする。

「今日は?」

俺は何となく豊美さんに聞いた。

「今日も仕事が少し…」

「手伝います!」

「だめです」

部活が嫌いだよ~

「一上!早く部活に来い!」

あっ、梅田先生……

俺はそのまま梅田先生に引っ張られて教室を後にした。

「さようなら、竜」

「バイバイ、りゅー君」

「じゃあね、竜。」

お前ら、それじゃあ俺が死ぬみたいだろ!


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