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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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まさかの思い出!?

りゅー君がお茶を買いに行った。

りゅー君が照れてくれた。

りゅー君が困ってくれた。

りゅー君が怒ってくれた。

りゅー君は優しいな。

りゅー君の事好きだな。

絶対に諦める事は出来ないだろうな。いや、諦めてあげない。

私がりゅー君の事が好きな理由は昔あることに巻き込まれたときの事。

今思うと辛かったけど、心温まる優しい思い出。

りゅー君の事が大好きになる思い出。



むかし私とりゅー君が遊んでいて帰り道にりゅー君と分かれ道で別れた瞬間に私は誘拐にあった。

言うのは簡単だがその時の私は本当に焦っていた。

急に知らないおじさんから声をかけられ、急に車の中に引き込まれてしまった。

大きい声を出したけど、周りには誰も居なかった。りゅー君以外。

気付いたりゅー君は車を追いかけずにのナンバープレートの写真を携帯で撮ったらしい。

この話を警察から聞いたときは、何ですぐに助けてくれなっかたのか疑問に思った。かっこよく助けに来てほしかった。

でもりゅー君は賢かった。自分が何をしても無意味だと瞬時に理解した。だからこそ少しでも早く私を助けるために。と思っていたのかもしれない。

実際そのおかげで私はすぐに見つけてもらった。

何処かに監禁される事もなく警察に救われた。

りゅー君はすぐに近くの交番に行き、事の経緯と写真を見せたらしい。

次の日りゅー君は学校が終わってすぐに私の家に来た。

当日はりゅー君はすぐに家に帰らされて、私も私で色々と聞かれたりしてて結局学校も休む事になった。

まぁまず家から出るのも怖かった。

でもりゅー君は毎日のように私に会いに来てくれた。

毎日私に頭を下げてた。そして気にしないでと首をふる私を見て笑って話してくれた。

そして数ヶ月後に初めて家を出る時も手をつないでてくれた。

家の中ではずっと怖いと思っていた外は全然怖くなかった。隣にりゅー君がいてくれるだけで、安心してたんだと思う。

そして、家を出たときに泣いていた。私がじゃなくりゅー君が。泣いてくれていた。

ずっと苦しかったんだと思う。

そんなりゅー君を見て私も泣いてしまった。

しばらく2人で肩を寄せながら泣いていた。

その時のりゅー君はとても暖かくて心地よかった。

私はこのときにりゅー君の事が大好きだと気付いた。

私もまた普通に学校に行きだし、りゅー君に告白しようと思った。

その日の夜はまったく寝れなかった、だって明日の事が心配だから。

でもその心配の必要はなかった。その日からりゅー君が学校に来なくなったからだ。

先生に聞くと高熱を出したらしい

最初はきっと事件の緊張が解け一気に疲れが来たのだろう、と思った。

そして何日かした頃にようやくりゅー君が登校してきた。

けど、その時のりゅー君の様子が何かおかしかった。

何も見えてない、事件の事も忘れたような感じだった。

だって、いつもはすぐに私のところに来て色々と話しかけてくれるのにその日は、ただボーっと座っているだけだった。声をかけても薄っすら反応を示すだけ。

それこそ何か大切な感情を忘れたようだった。

それは、一体何か分からなかった。分からない自分が悔しかった。

でも私は止まることをせず私放課後にりゅー君に告白をした。

してしまった。

そしてその結果は。


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