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まさかの俺がモテ期!?  作者: 笑恋 戦


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まさかのS!?

観覧車は俺と泉が先に乗っていたため、先に降りて智也たちが降りるのを待っていて、まあすぐに降りてきて合流しようとする。

「次はどこに―――」

行くかと聞こうとした瞬間に桜が人間の限界を軽く越えてそうなスピードで俺の背後をとった。

そして、桜程ではないが豊美さんにしては早い走りで俺の前に来た

「え?な、なに?」

「腹パン、腹パン腹パン腹パン腹パン腹パン!」

そう言いながら俺のお腹を本気で数発殴ってきた。

「…っ。」

豊美さんの手がようやく止まった。

しかし俺は悲鳴にならない声を出してその場に倒れる

で、豊美さんは俺の腹を踏みつける

「あ、貴方は…、貴方は!」

「竜ちゃんの、竜ちゃんの……」

よく見ると豊美さんと桜が顔を真っ赤にしながら俺を上から睨む。

残念ながら二人ともズボンです…。

べ、別に落ち込んでなんかいないんだからね!

その後ろに居る飯田さんも顔を真っ赤にしながらうつむいて。たまに顔を上げて俺を見る。

智也は苦笑いをしている。

あっ、分かった………。

多分いや、絶対に泉とキスしたことだ……。

いやいや、泉が俺のほっぺたにしただけだからね。

ほっぺたに…。

「ちょっと!私のりゅー君に暴力はやめて!」

「誰があなたのですか!」

「竜ちゃんは桜のだからね!」

誰がお前のだ!

豊美さんと桜の叫びは俺の心の叫びとかぶった。

いやでも、桜のじゃ無いからね。

「桜…。今はふざけるのはやめて」

「ふざけてない!」

「桜?」

「あっ、はい。」

桜さん、豊美さんにびびって黙りました。

てか、足を退けて、いつまで俺を踏んでるの?

痛いよ?豊美さん?

ちょ、ぐりぐりしないで!

「何でしょうかこれ?き、気持ちいい…。」

ヤバい!

豊美さんが何かに目覚めようとしている!

て、てかいい加減にやめないと、さっき食べたラーメンが出てくる。

「まあまあ、襠田さん」

智也が襠田さんを止めてくれる。

「はっ、いけません。」

どうにか足を退けてもらい、俺は立ち上がる。

「りゅー君大丈夫?」

泉が俺に近づき背中を叩いて、砂を払ってくれる。

いや、ありがたいけど、事の発端はお前だからな?

「ふん!次はメリーゴーランドに行くよ!」

桜は一人で歩き出したから、俺たちは付いて行く。

でも、ふん!の時に俺の足をおもいっきり踏まれて痛かったよ?

ちょっと二人とも酷いよ?

「いっ」

俺が桜を追おうとした瞬間、いつの間にか俺の後ろにいた飯田さんにつねられた。

何で?

な、何か泣きたくなってきた…。

飯田さんは俺から離れ、こっそりと泉の隣に行き、泉と話していた。

泉にはつねらないの?

俺だけ?あ、そうなんだ……。


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