プロローグ:まさかの天国世界!?
今、俺は沢山の女の子に囲まれている。
「ねえ、一上君。一上 竜くん」
「あ、あの一上さん。よかったらその……」
「あっ!竜くん、一緒にお昼ご飯食べない?」
おぉ、周りの女の子から色んなお誘いが……。
やった!ついに俺もモテ期が来た。天国かここは。
「大丈夫だよ、僕は誰のものでもないからね、皆で仲良くご飯を食べようか」
うわー。言い終わって考えると恥ずかしい事を言ったな。
だがしかーし!大丈夫だろう。何といってもモテ期だしな!ほらみてみろみんなの目がキラキラしてるしな。
「はいっ!」
「さすが一上さんです、かっこいいです」
「えへへ……」
「何言ってるの?キモい」
だろだろ。……うん?最後変なのがあった気がしたのだが……?
いやでも、周りを見ても誰もそんな事言ったような感じじゃないし……。
ま、まぁ大丈夫か。何と言ってもモテ期だしな……うん。
「じゃあ、はやくお昼ご飯たべようか」
自分のキャラに合わないことしてるが、気にしない気にしない。
「やった、一緒でとても嬉しいです!」
「はいっ」
「お弁当作って来たので食べて」
「うんそだね、はやく食べようか。朝ごはんを」
だから、最後のは誰なんだよ!
せっかくの夢に願ったハーレムを邪魔する奴はどこのどいつだよ。
やるならこいよぉ!
「いいから、はやく起きてよお兄ちゃん!」
その声が聞こえた瞬間、俺の周りの景色は光に飲み込まれる。
そして、俺はゆっくりと目を閉じゆっくりと開いた。




