手紙の返事
みんな感じる酸っぱい思い出
貴方に手紙を送ってからもう一週間。
貴方からのお返事がようやく来ました
そっけない無地の便箋。
キレイに書かれた貴方の名前。
薄っぺらくて中には2,3枚の紙しか入っていない。
恐る恐る一枚目に書かれた事を見ようとゆっくりと開いていく。そこには
こんにちは。××採用担当の××です。
さて、このたびは弊社の募集に際し、ご応募頂き誠にありがとうございました。
早速貴殿につきまして慎重に選考いたしました結果、誠に遺憾ながら、
今回は採用を見合わせていただくことになりました。
この件、取り急ぎご通知申し上げます。
わざわざお越し頂きながら、誠に不本意な結論でございますが、
あしからずご了承くださいますようお願い申し上げます。
末筆ながら今後の貴殿のご健闘をお祈り申し上げます。
採用担当
ああ、あんなに一文字、一文字、思いを込めたというのに、間違いが無いようにちゃんと見なおしたのに。
でも、しょうが無いよね。
次の出会いを胸にひそめて、またペンをとった。
みんな、来るまで不安でしょうがないですね。
就職活動中で思っていたことを少しいじってみました。
共感してしまった人は挙手。
何やってんだと思った人は罵倒してください。