小説の探し方
『小説家になろう』に掲載されている小説は、およそ280000作品。ぶっちゃけ、かなり多いですね。すると思う訳です。
『これだけ無数にある作品の中から、なろうユーザーはどうやって読みたい小説を探しているんだろう?』……と。
そこで僕は、いくつかの予想を立ててみる事を考えつきました。
以下がその予想となります。
☆予想1
「各種ランキングから探す」
☆予想2
「好みのジャンルで探す」
☆予想3
「好みのキーワードで探す」
☆予想4
「『なろう』トップの新着などから探す」
☆予想5
「『読もう!』トップのピックアップから探す」
☆予想6
「『読もう!』トップのレビューから探す」
☆予想7
「友人知人などに勧められたり、読んでくれと頼まれたものをピンポイントで検索する」
☆予想8
「特に決まった探し方はせず、その時の気分次第」
……こんなところでしょうか。うぅむ、これ以上はちょっと思いつきません。100000人の気持ちを考えるって難しいですね。
なろうユーザーの生の声が聞けたらいいのになぁ。たとえば『私はこんなふうに探してるよ』とか『私は予想4と予想6だなぁ』とか『私の予想はこうだ!』という感じで。
なろうユーザー100000人の気持ち、この機会に皆さんも考えてみてはいかがでしょうか?
さて、ここから先は僕が今回の予想を立てるに至った経緯を、コミカルな寸劇にしてご用意しています。お時間とご興味のある方は、ぜひ見ていって下さい。
◇ ◇ ◇
──ある底辺作家の脳内にあるという『ゼロ次元会議室』。
そこに集められた四つの作品の主人公とヒロインが、今日もどうでもいい話を、わりと真剣に繰り広げていた──。
「さーついに始まりましたー、とある作者の脳内会議! 場所はここ、ゼロ次元会議室! 進行役を務めるのはこの私、ミソラでーすっ! ぎゅいーん、とぅるるるとぅるるる、ぎゃうぅぅーーんっ!!」
「テンション高っ! っていうか最後のぎゅいーんぎゃうーんって何だ?」
「えっ、ご存じない!? うっそーん、じゃあキミはあれかな? 初心者かな? ミソラちゃんのスーパーエアギター、学校では有名なんだけどなー」
「へぇ、あれをエアギターっていうんだね。オレの世界では流行ってないから分からなかったよ。ごめんね」
「そーいやアンタはハイファンタジーの出身だっけ。まぁあれだ、ファンタジーモノ出身でも現代学園モノ出身でも関係ないって。何せ俺ら、今日が初対面だし」
「そっかそっか、なんか初めて会った気がしなかったからウッカリしちゃってたよ私。ごーめんね! じゃあアレかな、まずはお互い自己紹介からって事でいーかい?」
「もちろん、オレは賛成だよ」
「ま、反対する理由はないよな。ほれ、もう一人のアンタは?」
「ふむ、吾輩か? 論ずるまでもなく大賛成に決まっているのである。吾輩が小説を書くのであれば、ストーリーの流れを圧し折ってでもキャラ紹介をねじ込むのである」
「ふぇえ? そんな事しちゃマズイんじゃなーいの?」
「マズイものか、これだから素人は。坊ちゃんも吾輩の小説を褒めてくれているぞ。『さすがトウカっ! 俺にできない事を平然とやってのけるッ、そこに疲れる! 呆れ返るゥ!』とな」
「それ褒められてないじゃん! 呆れられてるじゃん!」
「そうなのか? さすがの吾輩もそれには気付かなかったのである」
「はぁ……ナオキ君が疲れる理由が分かったよ。まーいいやっ! それじゃあ進行役である私から行くね! 私は“ミソラ”、登場作品は『道化師ミソラのソリチュード』、ジャンルは学園青春コメディーだよ! スリーサイズは上から99・55・88、身長は152cmで体重は37kg、声はアニメ声だよ!」
「す、すげぇ……小説ならではの大嘘だな。見えないし聞こえないからって、いくら何でもそれは……」
「いーんだよ、本当は貧乳とか実はお腹出てるとか脚太いとか言わなきゃバレないって! じゃー次っ、そこの銀髪イケメン君!」
「お、オレ!? あーごほんっ! オレがイケメンかどうかはともかくとして、オレの名前は“ツヴァイ”。登場作品は『『ローレ・エルデ・マナ ~永久の刹那に誓う者~/外伝 ~銀の涙~』。ジャンルはヒロイックファンタジーになるのかな」
「うっし、それじゃあ次は俺か。俺の名前は“カエデ”、登場作品は『俺式異世界冒険譚!』だ。ジャンルはタイトルからも分かる通り、よくある俺TUEEE系の異世界トリップハーレムファンタジーだな」
「それは聞き捨てならないのであるカエデ殿。言うほどハーレムでもなかっただろう?」
「……ヒロインはいっぱいいた、とだけ言っておこう。で? アンタの名前は?」
「吾輩は“トウカ”である。見ての通りの美少女で、自他共に認める天才文筆家である。登場作品は『今まで読んだ小説の中で駄目だと思った部分を真似して書いた小説』。しがない物申す系コメディーである」
「はいっ! これで自己紹介は終わったね! 私ミソラと、ツヴァイ君と、カエデ君と、トウカちゃん、この四人でモリモリ盛り上げてこーっ!」
「「おーっ!」」
「……とは言ったものの、これから何の話をすればいーのかな? 一応、作者さんに予想してもらいたい事を決めるっていう方針だけ決まってるんだけど」
「それなんだが、ちょっといいか?」
「はいはいカエデ君、どーぞどーぞ」
「あー……実を言うと第一回のテーマはもう決まってて、最初から俺に一任されてたんだ。つー訳で、ここからは俺に仕切らせてくれ。悪いな、ミソラ」
「イインダヨ、グリーンダヨ、ミクダヨー! 私が進行役なのも特に理由もなく勝手に決まった事だしさー」
「おう、助かるぜ。で、早速だがみんな、『俺式』のアクセス数を見て欲しい。こいつをどう思う?」
「すごく……羨ましいです……」
「ほう?」
「だってそうじゃないか。オレの『銀の涙』はアクセス数ゼロの日がほとんどなのに、カエデ君の『俺式』は少ない日でも100アクセス以上、多い日は700アクセス以上もされてるんだよ?」
「うむ、羨ましい限りなのである。しかも完結済みになって一年半以上も経っているのに」
「そう! そこなんだよ二人とも! いい事言った!」
「ど、どういう事?」
「『俺式』は完結してからかなりの時間が経つ。それなのに未だに結構アクセスしてもらってるんだ。でも、それって不思議じゃないか?」
「どう不思議なのである? 異世界転移モノは『なろう』で人気のジャンルだ。当然の結果と言えよう」
「まぁそうだな。でもそれだけじゃ納得できない部分があるだろ? 異世界転移モノは人気ジャンルだけに、多くの作家が書いている。約二年も前に終わって埋もれるだけ埋もれた『俺式』が、なぜ未だにアクセスされる? ジャンルで検索したってキーワードで検索したって、普通は『俺式』まで辿り着けないと思うんだ」
「なるほどなるほどー! つまりカエデ君が気になってるのは、その部分なんだね?」
「あぁ。みんながどういう方法で『俺式』に辿り着いているのか……俺はそれを考えたいんだ」
「でもそれだと、実際に『俺式』に辿り着いた事のある人に直接聞かないと分からないんじゃないかな?」
「だよな。実際に『俺式』に辿り着いた事があるって人の意見が聞ければ嬉しい。もしくは“きっとこういう風に辿り着いたんじゃないか”という予想が聞けるだけでもありがたい。でもやっぱそれは難しいと思う。だから今回は『俺式』に限らずみんながどうやって小説を探してるのか、我らが作者に予想してもらおうぜ」
「うむ。基本的な事だが、大事な事である。読者がどのようにして小説を探しているか──それを考察するのは作者にとって必ずプラスになるのである」
「でもウチの作者さんだって賢者ってワケじゃないよ? 作者さんの予想に対して同意や補足があればみんなにも感想を書いて欲しいなぁ」
「作者の予想だけで終わらないで、感想欄にたくさんの意見が飛び交うようになったらきっと面白いね」
「そんな事言ってると、感想ゼロって事態になった時に立ち直れなくなるぜ、ツヴァイ」
「感想ゼロなんてもう慣れっこだよ。ね? ミソラさん」
「ハイハイそうですともっ! 心で泣いて、顔は笑顔。それが私の仕事なのだよ! 笑わば笑えっ、コンチクショー!」
「はっはっは! ずいぶん低レベルな話をしているなご両人。ま、吾輩のような人気者には無縁の話なのである」
「『駄目真似』って感想いくつだっけ?」
「……6」
「そういうの、五十歩百歩って言うんだぜ」
「さぁ解散解散! なのである!」
対話体小説って、思った以上にごちゃっとしてるかも。読みにくいようでしたら改行して行間を広げたりできますので、気になる方はお気軽にご指摘下さい。




