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館長から閉館の挨拶

 一体、どれくらい本の世界没頭していたのだろう。

 気づけば私の周りは多数の本が積まれていた。


「大分本に没頭されていたようですね」


 館長が私の周りの本たちを見て話しかけてくる。


「どうでしたか?気にいる本は見つかりましたか」


 その言葉で少し考え込んでしまう。

 確かに今まで読んできた本は全て面白かった。

 何度読み返したい気持だった。

 だが……


「そのお顔ですと、心から気に入る本はなかったようですね」


 少しだけ残念そうに館長はつぶやく。


「お客様が気に入る本が見つかるまで読んでいただきたいのですが、残念ながら閉館時間となってしまいました。

 次お客様が来られた時、お客様が気に入る本が見つかることを心からお待ちしております」


 その館長の言葉を聞いた時気づけば私は図書館を出ていた。

 振り返り図書館の扉に手をかけるが、扉はピクリとも動かない。

 再び来た時、また本を読めることを期待して、私は帰路に就くことにする。






「今回は私の力が足りなかったようですね」


 誰もいない図書館で館長が一人大量の本を見またしながらつぶやく。


「館長として、お客様に合う本をお勧めできなかったことは残念です。

 次お客様が見えられた時は、きっと素敵な本をお勧めできるようにしておきましょう」


 そう言って館長は図書館の明かりを落とす。


 真っ暗な図書館には大量の本が静かに街づづけている。

 ここは人の人生の一瞬が読める奇奇怪怪な図書館。


「次のご来場心よりお待ちしております」

最後までお読みいただきありがとおうございます。

一カ月毎日書いてきた作品もこれで完結となります。

まだまだSSの話はありましたが、書いていくに当たり、

自分の腕の無さがよくわかり、ここでひとまず完結とさせていただきます。

PVはおよそ2500ほど、ユニークも1500ほど達しました。

そしてこんな作品でもお気に入りに入れてくれた方、

本当にありがとうございます。

作者として、この数字がなりよりの励みとなりました。


次書く作品も、頭の中ですでにプロットができております。

少し間を開けると思いますが、また書いていきたいと思います。

その時また皆様に見てもらえることを心からお待ちしております。


最後になりますが、本当に最後まで読んでいただきありがとうございます。

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