旅の目的
私の作品へお越し下さって、ありがとうございます。
1話1話は短めだと思いますが、軽く読んでいだければと幸いです。
しばらくは毎晩18時に最新話の投稿予定です。
勇気を出して食べた結果、色味が違うだけで元の世界と同じ野菜の味だった。さらに名前も全く一緒だった。かなりビビってしまったが馴染みのある味で助かった。
「美味しいですね」と、お姫様一同に伝えると皆、嬉しそうだった。確かに野菜は新鮮で、美味しかった。その後も、魚料理や肉料理など元の世界でも食べたことある味のものだったし、安心した。
しかし、全ての料理において味付けが少なかった。これも異世界あるあるだと思うが、調味料がほとんど使われていなかった。基本的に、全て塩味だった。お姫様付きのコックさんが作った料理なのでこの世界でも上位の料理であろう。盛り付けなども凄く凝っている。色味には、違和感しかないが・・・。
疑問に思ったので、コークさんに味付けについて聞いてみた。
「非常に美味しい料理の数々ですね。塩の使い方が抜群ですね。私も食べたことは無く聞いたことしかないのですが、塩以外にも調味料となるものがあると聞いたことがあります。塩以外にも調味料は存在するものなんですか?」
無知を装って聞いてみる。すると、
「はい。確かに塩以外にも調味料はあります。代表的なものは砂糖やコショウ、トウガラシなどがありますね。私も王城にいる際は、使ったことはありますが世間的にはあまり普及しておりません。塩は比較的に入手しやすく一般家庭でも使われております。あとは、地域に応じて入手しやすさが変わるとは思いますが、どれもそれなりに高価ですね。
王城であれば、常に常備されておりますが、こちらでは備えておりません。事前に聞いていれば準備も出来ておりますが、急のため申し訳ありません。」
「いえいえ、お気遣いありがとうございます。知らなかったことをプロの方に聞いてみたかっただけです。これから先、旅していく上で、良い目的になりました」
催促みたいになってしまった。こっちとしては、存在の有無を知りたかっただけだ。
あるなら元の世界の馴染みのある料理も作ることが可能だろう。夢が広がるぞ。もしかしたら、異世界転生定番の料理チートも出来るかも、とか考えていると
「ソルト様は旅をされているという事ですが、目的はどのような?」
目的か。そうだな。
「今まで、修行しかしてこなかったので、これからは広い世界を見て回ろうかと。その時に世界中の美味しいものを食べていければいいかなと思っています」
そう答えると
「そうですか。では、あまり長くお引き止めするのもご迷惑でしょうね。良ければ、父と母にも会わせたかったのですが。ちなみにこの後は、どちらへ向かわれるご予定ですか?」
と、お姫様に質問されたがその前に、ヤバいことに巻き込まれそうなんだが。父と母に会わせたいってつまり、王様とお妃様だよね。会いに行くなら王城へレッツゴーと言う意味では。もしかして
これもスキル「素敵な出会い」の効果なのか。出会う相手の人選が思っていた感じと違うな。まあ、向こうも諦めてくれてるからいいけど。それよりも目的地か。どうしようかな。
良ければ、コメントや評価と間違い等、気になる点があれば教えてください。
ゆっくりペースで続けていきますので、よろしくお願いします。




