自己申告
私の作品へお越し下さって、ありがとうございます。
1話1話は短めだと思いますが、軽く読んでいだければと幸いです。
しばらくは毎晩18時に最新話の投稿予定です。
「こういう所には、縁が無かったので非常に恐縮しております。もし、私の分の食事をお考えでしたら、こういった場のマナーを知りません。不愉快に感じてもらっても、悪いので外へ出て食事をとらせてもらおうと思います」
言ってやったぞ。
その場で、恥かくより自己申告してやった。
何より、こっちへきて初めての食事。
気持ちよく味わいたい。
テーブルマナーに、苦しみながらなんて嫌だ。
「確かに王城であれば、そういうことに気を付けてもらわなければなりませんが、あくまで仮住まいの屋敷の中。
そういうことは、気にしてもらう必要はありません。楽しんでお食事をしましょう。
それとも、私との食事は嫌ですか?」
そう言われると、断る理由がない。
「それでは、ありがたくいただきます」
仮住まいとはいえ、お姫様の食べるものをいただけるんだ。そう考えると、期待は高まるな。
でも、よく考えてみると顔はイケメンだが、言ってること無茶苦茶な奴と食事するのは大丈夫なのか。
こちらが、心配することじゃないし、何かするつもりもない。
もしかして、試されてる可能性もあるのか。
害ある者を見極めるために。
しかし、俺はこの世界に来て半日の人間だ。
それに俺はこの世界を楽しみたいだけの人間なのだ。
何も考えなんかない。
もし、嫌悪感を持たれたらさっさと次へ行くだけ。それだけのことだ。
夕食まで、まだ時間はあるみたいだ。
街中を歩くほどの時間は無さそうだ。
選択肢としては、このまま夕食まで、お話させてもらうか、部屋に戻って休むかだな。
でも、こちらから積極的に誘うほどコミュ力無いし、色々ありすぎて疲れた。
よし、お姫様に部屋で休んでいいか聞いてみて、向こうがどう言うかで行動を決めよう。
そうと決まったら、聞いてみるか。
「お姫様。もし、夕食まで時間があるならば部屋で少し休ませてもらっても良いでしょうか?」
素直に聞いてみると、
「そうですね。戦われてお疲れでしょう。夕食が準備出来ましたら、お声掛けさせてもらいます。それでは、アン、ソルト様をお部屋にご案内してちょうだい。」
「かしこまりました。それではソルト様、ご案内しますね。」
休めるようだし、アンさんが案内してくれるみたいだ。良かった。
「ありがとうございます。それでは少し休ませてもらいます。」
お姫様に、お礼を言うと。
「それでは、また。夕食時にお話しさせてください。それでは、ごゆっくり。」
良ければ、コメントや評価と間違い等、気になる点があれば教えてください。
ゆっくりペースで続けていきますので、よろしくお願いします。




