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あをゆふぐれ

作者: 陸 なるみ


もう一文字も書きたくない

凪いだ心は立ち止まる

人の想いに飽きたくない

覗こうとして踏みとどまる


熱の冷めゆく青夕暮れ

心の底に凝りおり

聞こえはしない蝉時雨

耳鳴り代わりに滞り


動き出さない情動に

火点けるものがあるとも言えず

躰に備わる衝動に

身を任せるとも心は癒えず


青夕暮れには離れて抱いて

文字で言葉で殻を砕いて





* 広くラブレター募集の告知みたいな詩になりました。ソネットに初挑戦しただけなのですが。



** イギリスの夏は青く暮れます。夕焼けが綺麗なのは秋が多いです。蝉もいません。



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― 新着の感想 ―
[良い点] ある種、妖艶で。 ある種、切なく。 そこに 風鈴を感じたのは 私の叙情
[良い点] 「もう一文字も書きたくない 凪いだ心は立ち止まる」 この出だしに深く共感しました。 立ち止まるという表現が好きです。
[良い点] 2連目が特にすき。 蝉時雨は物理的にも聴こえないのですね。 現実と心象と幻想と。 素晴らしいの一言です。 [一言] 日本に四季が無くなってしまってから久しいですが、最近では蝉も少なくなって…
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