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目指せ!悪役令嬢物語!  作者: 真ん中
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メイド居住区の幽霊騒ぎ!?

「おほん、さっきは見苦しい姿を見せてしまってすまない

そなたが来るまでに終わらせる予定だったのだが……」


フローディア……ナルシストの精霊の憑いたカエルのヌイグルミを抱くジークフリード様

なんでもナルシスト1m以内にフローディアがいないと

ナルシストモードになるらしい

……お気の毒に

毎朝の鏡との対話はフローディアの精霊の力を高めるために必要な行為なのだそうだ


「毎朝、アレはキツいです」


「なら、お前が変わってくれるかカイン?」


「遠慮します」


「……○△□嬢、それで呪詛の方はどうなったのだ?」


ぽい


「うわっ!」


見つけた藁人形達を投げる

昨日だけでクロが3体も見つけたぞ

どんだけ呪われてんのさ!


「呪いはクロ、闇の精霊が食べたからソレただの藁人形」


藁人形はしっかり顔の部分にジークフリード様の似顔絵付きだ

手が込んでいるよな


「他の呪詛は?」


「昨日の段階じゃ無理でした

今日も探ってみると闇の精霊は言っていますが……

フィル様とリリアナ様をどう誤魔化すかが問題ですね」


2人とも今日こそ自分の部屋で一緒に寝るって聞かないんだもん


『眠らせちゃう?』


それでいこう!


「すまない……これ以上呪詛については掴めていないのだ

自分にかけられているというのに情けない限りだ」


『ああそういうのいいよ

ボクもナルシストの精霊に貸し作りたいだけだしね

それにあのクソムカつく光の精霊が

我が物顔で歩いていた王宮で好き勝手するのも楽しいしね』


クロちゃんやい

光の精霊とどんな因縁があるんだよ

頼むから巻き込まないでくれよ

面倒ごとは御免だ


「呪詛とは関係ないかもしれないが

最近、メイド達の居住区で幽霊騒ぎが起こっているらしい」


げ!?ゆ、幽霊ですと!?い、いや、怖くないぞ怖くはないけど……ないけどだな!


『さあ、今日はメイド達の居住区からだね

あはは、楽しみ〜今日はどんなお味かな?』


「○△□嬢、頼んだぞ!」


ーーーーーーーーーー


夜になり、クロにフィル様とリリアナ様を眠らせてもらって

いつもの衣装で出ましたとも


「セ、セバスチャン!さ、先に行け!う、後ろは任せとけ!」


「こういう時って後ろにいる奴から幽霊に攫われるのがセオリーだよな」


「ウィル何をしている!私の背中はお前が守るんだ!」


「へーへー、怖いなら怖いって言やあいいのに」


スススッと首筋を撫でるハチスケ

今日は本気で焼きイタチにするぞ!


さあ、やってきましたメイドさん達の移住区

昨日に増して禍々しい気配しかしないんだけど……帰っちゃダメかな?


『正義の味方作ってもらうんでしょ』


「そうだ!悪役の為に!ファイヤー!」

読んでくださってありがとうございました

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