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目指せ!悪役令嬢物語!  作者: 真ん中
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え?異世界転生?

悪役 それはなんという響き

何度ヒーローものに負けても負けて立ち上がる強さ

負けることを恐れず捨てセリフさえ置いておく様は華麗としかいいようのない

私の憧れは某シリーズで常に悪役を勤め上げたセクシード○ンジョ様である

あの美しさとお色気、気品と親しみやすさ全てが理想だった


私はそんな悪役になりたかった

が、演技も得意ではなく役者の道は閉ざされた

ヒーローショーの悪役ならと思ったが自分の運動神経の無さを忘れていた


現代日本で悪役になりたいといっても「はいはい」と流されるか

「イタイやつ」認定されるかのどちらかである


私は日々胸に野望を持ちつつ生きて来ていたはずだった。

はずだったのだ。


「だぁ」

「あらら、おきたのね。○△□今日も可愛いわ」


目の前にいる金髪美女は私を抱き上げ頬ずりをする


あれ?これって今流行りの異世界転生ってやつでは?

死んだ記憶もないけれど目の前には金髪美女がいて私の手は紅葉のようにぷくぷくしている

夢だとするとやけにリアルな夢だ

あれ?れ?なんだか眠たくなってくる

やっぱり夢か そうなのか がっかりした気持ちを抱えて眠りにつく


おやすみなさい


って目が覚めても夢が終わることはなかった

もう、これは異世界転生キタコレ!と

テンション高く遊んでいるといってもベットの中で手を動かしているだけだが

金髪美女改め母はニコニコと頭を撫でてくれる 。抱きしめてくれる

私は幸せだ

茶髪細マッチョな父も時々会いにくる

仕事が忙しいらしく「パパも○△□と遊びたいのに」とよく言っている。


暖かくて幸せな家族

本当に幸せだ

ただ、唯一の問題は私の名が分からないこと

呼ばれているのはわかるのだが、なんと言っているのか分からない

まあ、ぼちぼちやっていけばいいか

先はきっと長いのだから


おやすみなさい


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