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私の危機回避能力はあてにならない  作者:
DreamMission(ドリームミッション)
289/362

終焉と始まり


   

  天使Ⅹを陰で動かしていた黒幕、綾小路小町と小次郎は逮捕。『DreamMission』の配信停止と

 同時に天使Ⅹのアイドル活動も停止することとなり、特殊部隊がメンバー全員の取り調べを行った。

 計画を知っていたのは、志野田留亜と羽村来の二人だけで他のメンバーは計画のことを知らなかった。

 『DreamMission』を志野田の超能力を使って有名にさせ、羽村に仮面舞踏会で披露する振り付けや

 開催場所の日時などを考えさせるなどのことをさせていた小町。そのせいか取り調べの際には二人共

 不機嫌な顔をして話していたという。一方、相崎江莉果と今川美加は通っている大学で女子達から

 ひどい嫌がらせを受けていた。『教師や警察にばらせば、恥ずかしい過去をばらす』と脅されていて、

 誰にも相談することも出来ずに困っていたところを小町に目を付けられ、二人は天使Ⅹのメンバーに

 なることを決意した。『いじめと孤独から解放されたい』、それが彼女達の叶えたい願いだったのだ。

 

  天使Ⅹの『Ⅹ』は、能天使のうてんし[Exousiai:エクスシアイ]から取られている。

  神学に基づく天使階級では、第6位の天使たちの総称。カトリックでは、神の掟を正しく実行に

 うつす働きを司る能力の天使で神に対してくわえられた侮辱をつぐなう方法を教えるとされているが、

 文学作品では、神の命により『天に背いた悪魔達を滅ぼす』役目を持っており、悪魔と一番接する

 機会が多く、『一番堕天使になりやすい地位』らしい。(ネットで調べて採用)

  女性アイドルを結成して人気を集めようと思った理由は、『若い女の子達が宣伝したら、盛り上が

 る』、『若者をもっと夢中にさせるにはアイドルが必要』、『能力だけで人気集めても面白くない

 から、試しにやってみた』などと、小町が世間話のようにぺらぺらと話してくれた。ようするに…

 彼女の暇潰しとして天使Ⅹは結成されたということだった。


  

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