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黄昏のラーヴォルン  作者: レトリックスター
第3章 秋暁のラーヴォルン
55/254

9.ほんの少しのイタズラのつもりが・・・

<<アイ>>

 まさか、本当に琴音がいるとは思わなかった。

「あれは、琴音がいたら、きっと驚くだろうなあ思って、一人小芝居をやっただけなんだよ。」

 私には琴音の姿が見えないから、琴音がどんなリアクションを取ってるのかわからないけど、多分驚いてるんだろうなあ。

「部屋でイデアグラルの出し物を作ってたんだけど・・・

 何を作ったらいいのか全然思いつかなくて、行き詰ってたところに地震が来て・・・

 その後、琴音が夜に来ている話を思い出して、気分転換にこの部屋に来ていることを期待して、つい小芝居を・・・

 どこまで見たかわからないけど、琴音とミディアのイデアフィルは、ラヴォルティアで集めたイデアフィルの顔だけを魔法で差し替えただけのものだから。

 もちろん、琴音やミディアにどうこうするって話も冗談だよ。

 だから、驚かせてゴメンね。」

 でも、まさか、あんな小芝居を琴音が本気にするとは思ってなかった。

 だって、冷静に見れば、突っ込みどころ満載だもん。

 例えば、ミディアの顔にすり替えたイデアフィル。

 ミディアがあんな大きい胸なわけないって、見たらすぐにわかりそうなもんだけどなあ。

 でも、琴音がミディアを逃がしてたところを見ると、多分本気にしたんだろうなあ。

 もしかしてニホンは、冗談が通じない国なのかな?


「フーン、琴音の様子がおかしかったのは、アイのせいだったんだ。」

 突然、廊下の方から声が聞こえてきて、思わずドキッとなった。

 いつの間にか部屋の扉が少し開いていて、その隙間からミディアが覗き込んでいた。

 ミディアは笑顔こそ浮かべていたけど、あれは明らかに怒っている顔だ。


「アイ、私と琴音に何をするって言ったのかな?」

 冗談が通じない人が、ここにもいたよ。

 今のミディア、なんか、すごい怖いって。

「えっとね、ほんの軽い冗談のつもりで言っただけなんだよ。

 だからね・・・」

「言って!!!」

「ハイ・・・」

 結局、ミディアの迫力の前に、正直に全部話すしかありませんでした。


「アイがまさか、私にそんなことしようとしてたなんて・・・」

 ミディアがすごい勢いで、私から離れて行った。

「えっと、本気じゃないよ。

 冗談で言っただけなんだよ。」

「冗談でもそんなこと言うなんて・・・信じられない。」

 私の話を全て聞いたミディアは、明らかに私と距離を取ろうとしていた。

 私のことをすごい警戒している。

 そのミディアの態度を見て、すごい怖くなった。

 ミディアは私の親友だ。

 その親友が、こんなくだらないことで、私の前からいなくなってしまう。

 そんな気がして、すこい怖くなった。

「本当にゴメン、ミディア。

 絶対にミディアに手を出したりしないから。」

「当たり前だよ。」

「だから、お願いだから、許して。」

 ミディアに向かって、土下座して謝った。

 土下座したままの体勢で、チラッと上を見上げてみると、ミディアは冷たい表情でこちらを見つめていた。

 あれは、許すとか許さないとかの表情じゃない。

 私のことを、軽蔑して、嫌悪している目つきだ。

 どうしよう?

 本当にミディアに嫌われてしまったら・・・


「ミディアにそんなことしようとしてたなんて・・・汚らわしい。

 もう、二度と私に声かけないでちょうだい。」


 ラーファ先輩にまで嫌われてしまう。

 そんなことになったら、私、もう生きていけない。


「琴音?」

 ミディアが突然、背後を振り返った。

 どうやら、琴音はミディアの後ろにいるらしい。

 ミディアは琴音と何やら話をしているみたいだ。

 いつも、ミディアが琴音と何を話しているのかわからないけど、ミディアの表情が和らいでいってるのがわかった。

「わかったよ・・・琴音がそこまで言うんだったら・・・」

 ミディアはそう言うと、私の方を向いた。

「アイ、今回は琴音に免じて許してあげるよ。」

「ありがとう、ミディア。」

 よかった、これでラーファ先輩に嫌われなくてすむ。

 そう思ったら、思わず涙がこぼれた。

「えっ、アイ、まさか泣いてるの?」

 私の涙を見て、ミディアは驚いていた。

「だって、私、ミディアのことを親友だって思ってるし・・・

 こんなくだらないことで嫌われたらどうしようって思って・・・」

 これは本当の気持ちだ。

 確かに、私の気持ちはラーファ先輩一筋だけど、ミディアも大切な親友だ。

 こんな思いつきのイタズラで、かけがえのない親友を失いたくなかった。

「くだらないことって・・・私は結構ショック受けたんだけど・・・」

 ミディアは私にそう言った。

 でも、心なしか、さっきまでの不機嫌な表情はなくなっていた。

 心なしか、少し顔が赤いような気がする。

「もういいよ。

 許してあげる。

 でも、次からは冗談でもこんなことを言わないでよね。」

「ありがとう、ミディア。」

 嬉しくなって、思わずミディアに抱きつこうとしたけど、すごい早さでミディアにかわされた。

 やっぱり、ミディア、私のことを警戒してる。

 ほんの軽い思いつきでやった小芝居だったのに、こりゃあ元に戻るまで時間がかかりそうだ。


<<琴音>>

 あれがアイちゃんの冗談だってわかって、本当によかった。

 話を聞いた時は、正直恐怖を覚えたけどね。

 挙句の果てには、眠れなくて苦しむ羽目になるし、本当に散々な目にあった。

 でも、冗談で本当によかった。

 そっか、あの写真は顔だけ差し替えたものだったんだ。

 でも、アイちゃん、普段からああいう写真を持っているんだね。

 いや、ここでは写真じゃなくて、イデアフィルって言うんだっけ。

 あれ、すごいイデアフィルだったなあ。

 ただの裸の写真じゃなくて・・・その・・・明らかに・・・のイデアフィルだったからね。

 それも女の子同士の。

 ラヴォルティアで手に入れたって言ってたけど、ラヴォルティアは18禁の映像とかも簡単に手に入っちゃうような場所なのかな?


 確かに、アイちゃんの小芝居は、すごいヒドイ内容だった。

 でも、部屋にいるかどうかもわからないのに、私をドッキリさせるために、あんな小芝居をやるなんてね。


「ミディアちゃん、アイちゃんのことを許してあげてよ。」

「どうして?

 琴音が一番の被害者なのに・・・」

「確かに、酷いイタズラだったけど・・・

 でも、今はなんか少し嬉しいんだよ。」

「えっ!?」

 ミディアちゃん、すごい驚いてる。

 まあ、普通はそうだよね。

「だって、エレーネちゃんやアイちゃんには、私の姿が見えないし、直接会話することもできないでしょ。

 だから、親密度では、どうしてもミディアちゃんやラーファちゃんより劣っちゃうんだよね。

 特に、アイちゃんとは、今まで間接的にもなかなか会話する機会がなかったから、もっと仲良くなりたいなって思ってたんだよ。

 だから、アイちゃんが私のためにこんな手の込んだイタズラをしてくれたことが、ほんのちょっぴり嬉しいんだよ。」

「琴音・・・」

「だから、アイちゃんのことを、許してあげてほしいんだ。」

「わかったよ・・・琴音がそこまで言うんだったら・・・」

 さっき、私の気持ちを伝えたら、ミディアちゃんも納得してくれた。

 まあ、冗談だってわかったから言えることなんだけどね。


「まあ、正直言うと、最初に聞いた時は、どうやってミディアちゃんを守ろうか、それだけで頭が一杯になったけどね。

 冗談だとわかって、本当によかったよ。」

「琴音・・・そんなに私のことを・・・ありがとう。」

 おおっ、ミディアちゃんが私に抱きついてきた。

 いつもは、私の方から抱きついているので、これはすごい新鮮だ。

「あーあ、これで本当にミディアちゃんにギュッとされたらなあって思うよ。」

 私がそう言うと、ミディアちゃんがクスッと笑った。

 ウンウン、やっぱりミディアちゃんには笑顔が一番似合ってるよ。


「ミディア、琴音ってこの部屋にまだいるんだよね?」

 アイちゃんが恐る恐るミディアちゃんに声をかける。

 アイちゃん、相当堪えているみたいだな。

 でも、ミディアちゃんは、もういつものミディアちゃんに戻っていた。

「ウン、私の近くにいるよ。」

「そう、よかった。

 実は琴音にお願いがあるんだよ。」

「なあに?」

 ミディアちゃんが代わりに返事してくれた。

 でも、アイちゃんはミディアちゃんがすごい気になるようで、なかなか話を切り出せないでいた。

 もしかして、ミディアちゃんには内緒の話なのかな?

 じゃあ、ここは私が助け舟を出すかな。

「ミディアちゃん、しばらくの間だけ、私とアイちゃんの2人きりにしてくれないかな?」

「いいけど・・・でも、アイは琴音と会話できないよ。」

「多分、アイちゃんは私にだけ話したいことがあるんだと思うんだよ。」

「えっ、それって、もしかして私に聞かれたら困るようなこと?」

「・・・多分。」

「じゃあ、私もここで聞く。」

 あれ、ミディアちゃんの表情が変わった。


「あのさ・・・」

 とそこで、アイちゃんが口を開いた。

「なに、アイ、話があるんだったら、さっさと話してよ。」

 あれっ、ミディアちゃん、もしかして怒ってる?

 さっきまで笑顔を浮かべて、いつものミディアちゃんに戻ったと思ったのに・・・

「えっと、できればミディアには少し席を外してもらいたいんだけど・・・」

「ヤダ。」

 えっ、即答?

 ミディアちゃん、やっぱり少し怒ってる。

 今日のミディアちゃん、変なところで頑固だなあ。

 ミディアちゃんの機嫌が悪くなって、アイちゃん、すっかり口ごもっちゃってるよ。


「わかった、じゃあもういいよ。」

 ついに、アイちゃんは話すのを諦めちゃった。

 なんか空気がすごい重い。

 さっき仲直りして、いつもの楽しい雰囲気に戻れたと思ったのに・・・

 こうなったら、私からもう一度、ミディアちゃんに頼んでみるしかない。

「ねえ、ミディアちゃん・・・ちょっとだけでいいから、私とアイちゃんの2人っきりにしてくれないかな?」

「琴音の頼みでも、これだけは絶対にダメ。」

 こんなに頑固なミディアちゃんを見るのは初めてかもしれない。

 本当にどうしたんだろう?

「アイはどうして私には内緒にしたいと思ったの?」

 ミディアちゃんがアイちゃんに詰め寄る。

「だって・・・これ以上、ミディアに嫌われたくないもん。」

 アイちゃんがそう言うと、ミディアちゃんはクスッと笑った。

「大丈夫だよ。

 だって、さっきので、もう私の中でのアイの評価はどん底なんだから。

 これ以上下がることなんてないよ。」

 うわあ、ミディアちゃん、笑顔できついことを言うなあ。

 まさか、ミディアちゃんがこんなことを言うとは思わなかったよ。

「ミディア・・・わかったよ。」

 ミディアちゃんの言葉に、アイちゃんは涙目で頷いた。

 なんか、アイちゃんが可哀想になってきた。


「昨日、琴音が来たあの部屋ね・・・

 私の作業部屋なんだけど、まだ誰も入れたことない部屋なんだよ。」

 まあそうだろうね。

 みんな知ってたら、多分引くと思うし。

「それでね、みんなにあの部屋のことは内緒にしてほしいんだよ。

 あの部屋のことを知られたら、ラーファ先輩に嫌われちゃう。」

 私ですらドン引きしたくらいだから、当事者のラーファちゃんが見たら悲鳴を上げて逃げだしそうだ。

「私は黙ってるから安心してって、アイちゃんに伝えてあげて。」

「ねえ、アイの作業部屋って、一体どんな部屋なの?」

 ミディアちゃんが私に聞いてきた。

「えーっと、今、みんなには黙ってるって言ったばかりなんだけどなあ。」

「どんな部屋なの?」

「ミディアちゃん・・・お願いだから勘弁してよ。」

「・・・・・・ウン。」

 ミディアちゃんは小さく頷くと、アイちゃんの方を見た。

「琴音は、みんなに内緒にするって言ってるよ。」

「琴音・・・ありがとう・・・」

 アイちゃんの目から大粒の涙がこぼれる。

「ミディア、ゴメンね・・・ゴメンね・・・」

 アイちゃんは泣きながら、ミディアちゃんに繰り返し謝っていた。

 確かに原因はアイちゃんにあったかもしれないけど、これじゃさすがに可哀想だよ。


「ウソだよ。」

「えっ!?」

「だから、さっき言ったこと・・・ウソだから。

 アイの評価がどん底とかウソだから。」

「ミディア・・・それって・・・」

「だって、私にとってもアイは親友なんだから・・・

 そんなに簡単に嫌いになるわけないでしょ。」

 ミディアちゃんはそう言うと、ようやくいつもの笑顔を見せてくれた。

 つまり、さっきまでのは、全部ミディアちゃんの嘘ってこと?

 アイちゃんの小芝居も、ミディアちゃんの嘘も、わかりづらい上に、すごい人を不安な気持ちにさせるよ。

 まあ、2人が絶交してしまうんじゃないかと心配してたから、嘘でよかったけどね。

「ミ、ミディア!!!」

 アイちゃんはポロポロ涙を流しながら、ミディアちゃんに抱きつこうとした。

 でも、ミディアちゃんはすごいスピードで、アイちゃんの抱擁をかわした。

「ねえ、ミディア、本当に私のことを許してくれたの?」

「えっと、なんていうか、許しているつもりなんだけど、なんか体が勝手に動いちゃってね。」

 ミディアちゃん、運動苦手だと思ってたのに、すごい瞬発力だ。

 でも、ミディアちゃんとアイちゃんが仲直りしてよかったよ。

 本当によかった。

 そう思ったら、なんか涙が出てきて、気がついたら、私も泣いてしまった。

「琴音にも心配かけちゃって、本当にゴメンね。」

 これが、雨降って地固まるってことなのかな。

 ミディアちゃんとアイちゃん、なんか今までより一層仲良しになったように見えた。

 アイちゃんのイタズラから始まった今回の騒動だけど、2人を見ていると、まあよかったのかなと思えてきた。

「ところで、琴音・・・」

 小声でミディアちゃんが私に話しかけてきた。

「なあに、ミディアちゃん?」

「アイの部屋って、どんな部屋だったの?」

「・・・・・・」

 ミディアちゃん、まだ諦めてなかったんだ。

 ミディアちゃんはニコッと笑みを浮かべていたけど、初めてその笑顔が少し怖いと思った。


「ってなことがあったんだよ。」

 翌日、久しぶりに日花里ちゃんと会った私は、昨日あったことを話した。

 もちろん、アイちゃんの部屋のことは隠した。

 例え、ラーヴォルンじゃないとは言っても、アイちゃんと約束したからね。

 私がアイちゃんの秘密を知って、そのことをアイちゃんが隠してほしいと頼んだら、なぜかミディアちゃんが不機嫌になった。

 そう話したら、日花里ちゃんはクスッと笑った。

「なんか微笑ましい話ね。」

「終わってみればそうかもしれないけど・・・

 でも、本当に昨日は大変だったんだよ。

 前半は、アイちゃんからミディアちゃんをどう守ろうか、それで頭がいっぱいだったし・・・

 後半は、ミディアちゃんの追及を回避するのが大変だったし、なんか疲れたよ。」

「結局、ミディアちゃんとアイちゃんは仲直りしたんでしょ?

 よかったじゃない。」

「それはそうなんだけど・・・」

 でも、昨日のミディアちゃん、妙に頑固だったし、やたらしつこかった。

 あんなミディアちゃん、初めて見た。


「ミディアちゃんの意外な一面を見て、驚いたってところかな?」

「ウン、まあ、そんなところ。」

「でも、わかるなあ、ミディアちゃんの気持ち。」

 日花里ちゃんはそう言うと、クスッと笑った。

「ミディアちゃんの気持ちって、どういうこと?」

「琴音はミディアちゃんの親友なのにわからないの?」

 日花里ちゃんが少し意地悪っぽく言ってきた。

 そんなこと言われたって、あんなミディアちゃん初めて見たし、さっぱりわからないよ。

「あれは、多分、嫉妬だと思うよ。」

 えっ、嫉妬?

 えっと、誰が誰に?

「アイちゃんは、琴音の知ってることを、ミディアちゃんに隠そうとした。

 それで、ミディアちゃんの機嫌が悪くなったんでしょ。

 多分、琴音に嫉妬したんだよ。」

「ええっ、私、ミディアちゃんに嫉妬されてたの?」

 まさか、いくらなんでも、ミディアちゃんがそんなことを考えていたとは思えない。

「多分ミディアちゃんって、嫉妬とかあまりしたことないんだと思う。

 琴音と違ってね。

 だから、モヤモヤした感情にどう対処したらいいのかわからなくなっちゃったんじゃないかな。」

「ちょっと、普段から私が嫉妬しまくってるみたいに言わないでほしいなあ。」

 でも言われてみれば、あの時のミディアちゃんは、そんな感じだったかもしれない。


「まあ、真相はミディアちゃんに聞かないとわからないけどね。」

 日花里ちゃんは、いつも私を不安にするようなことばかり言う。

 でも、もし日花里ちゃんの言う通り、ミディアちゃんが嫉妬していたんだとしたら・・・

「ウン、きっと日花里ちゃんの言う通りだよ。」

 ミディアちゃんとアイちゃんの仲は、私が思っている以上に深い絆で結ばれているに違いない。

 そう考えたら、なんかすごい嬉しくなった。

「なんか嬉しそうね。」

「ウン。」

 でも、今度は私がミディアちゃんとアイちゃんに嫉妬しちゃいそうだ。

 みんなが私のことで嫉妬してくれるくらいに、もっともっとみんなと仲良くなりたいなあ。


「ところで日花里ちゃん・・・」

「なあに?」

「さっき、ミディアちゃんの気持ちがわかるって言ってたけど・・・

 もしかして、日花里ちゃんも誰かに嫉妬とかしたことあるの?」

 日花里ちゃんにそう聞くと、日花里ちゃんは私の方を見てニコッと微笑んだ。


「さあて、どうでしょう?」


 何だろう、日花里ちゃんのこの意味深な発言は?

 何かすごい気になる。

 でも、日花里ちゃんに聞いて、また面倒なことになるのも嫌だな。

 好奇心は猫をも殺すなんて諺もある。

 昨日の一件でもう疲れたし、これ以上は触れないでそっとしておこう。


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