意味の無い会話
「昨日のテレビ、見た?」「うん見た見た。」
「面白かったねー」「うん、まさかあそこであんなリアクションをとるなんて。」
学生時代、良くこのような会話を耳にした人がいると思います。
この会話を「意味の無い会話」と話す人もいますが、私はそうは思いません。
確かに、上記の会話によって得られた新しい情報は無く、金銭に繋がることも、娯楽に繋がる事もありません。
しかし、上記の会話では賛同を得られております。
人は常に誰かの賛同を得たいという感情を持っています。
その会話を振った人物も、きっと「面白かった」という事へ、賛同を得たいがために友人に話しかけたと考えられます。
世界では今も様々な会話が展開されており、その会話によって気分を良くする人もいれば、悪くする人もいると思います。
しかし、方向性は違えど、どの会話においても他者に認めて貰いたいという感情が秘められているのではないでしょうか。
結局は会話という行動は、他者からの賛同を得る為に行っており、賛同が得られなかった会話こそが真に
「意味の無い会話」だと私は考えます。