1/2
プロローグ
僕は主人公。この物語の中で生きている。作者の思うままに殺されたり、生かされたり。女にされたり、男に戻ったり。
でも、僕にだって感情ぐらいある。物語にだって世界はある。本という紙のなかに。PCというデータの中に。何度も消され、書き換えられ、進化する。
僕は何度も何度もあきらめられ、捨てられ放置されてきた。きっとこの世界もすぐに飽きられ、放置され、消されてしまうだろう。
でもね、僕はそれでもいい。いろんな世界を旅できる。忘れられても、こうやってまた読み返し、思い出し、新しい世界を広げてくれる。
忘れられてるときはそりゃぁ、悲しいし、寂しいけど、その時間が長ければ長いほど思い出してくれた時にとってもうれしいんだ。
僕だってそれなりに満喫させてもらってるしねw
この物語はね、唯一、僕と作者が時間を共有できるところ。一緒にこれからを考えれるところ。
言葉を交わすことはできない。そんなの分かってる。
でもね、厄介なことにどうやら僕は、作者に恋をしてしまているようだ。
久しぶりなので、アドバイス。
コメントいただけたら幸いです。