新しい味
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「あ、あいつは!」
俺がファイアリザードに負けて、ほかの魔物を探しながら、洞窟を歩いていると、ファイアリザードの口に投げ入れた黄色いスライムのようなものがいた。
俺はその魔物のステータスを見るためにそいつを凝視してみた。
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LV:6 経験値:52/90
名前:
種族:サンダースライム
魔法:
加護:
スキル:【麻痺耐性】【麻痺攻撃】
称号:
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どうやらサンダースライムというスライムの一種のようだ。
「よし、食べてみよう」
俺は、スライムはどこまで行ってもスライムだ! と思い迷わずサンダースライムを後ろからつかみ自分の口の中へ放り込んだ。
ん...ゴクリ......
サンダースライムは、普通のスライムとは違い炭酸水を飲んだようなのど越しがした。
「なかなかうまいな......んぐっ!」
久しぶりの炭酸水のようなのど越しに喜んでいると、いきなり体がしびれて動かなくなり、その場に倒れた。
そして、しばらくすると体のしびれが消え、また動けるようになった。
「ふ~~~。ひどい目にあったな、ファイアリザードが動かなくなったのはこいつを 食べたからだったのか」
俺は、そう結論づけ、何か変わったことはないかと思い自分のステータスを見てみることにした。
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LV:35 経験値:41/600
名前:大森 暁
種族:ゴブリン(小鬼)
魔法:
加護:×××の加護
スキル:【捕食】【鑑定】【麻痺耐性】
称号:《食らうもの》
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なんかスキルが増えてるな......。
俺はそう思い少し考え、ある仮説を立てた。それは、特定の行動をすることによりスキルが得られるのではないかということだ。そして、今回はサンダースライムを食べ、麻痺状態になったから、【麻痺耐性】のスキルがついたのだろう。
俺は、そこまで考え、【麻痺耐性】のスキルの効果を確認するために、サンダースライムを求めて、洞窟の散策を再開した。
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俺が初めてサンダースライムを食べ、散策を再開してから数日の時がたった。
そして......
「この洞窟には三種しか魔物がいないのか?」
俺はそんなことを考えるぐらいまでになった。なぜなら、どこを探してもスライムかサンダースライム、負けてからからあっていないがファイアリザード、俺はこの洞窟に入ってからこの三種の魔物にしか、まだ出会っていなかったからだ。
そして、俺はそんなことを考えて、少し憂鬱な気分になっていた。だが、この数日で良かったこともある。
それは、スライムたちを食べていたから、レベルが上がったこと。そしてもう一つ、スキルが変化したことだ。
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LV:98 経験値:740/2300
名前:大森 暁
種族:ゴブリン(小鬼)
魔法:
加護:×××の加護
スキル:【捕食】【鑑定】【麻痺無効】
称号:《食らうもの》
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なんと、【麻痺耐性】が【麻痺無効】になったのだ。いつ変化したかはわからないが、サンダースライムを食べていると、頭の中で何かがはじける感じがして、ステータスを確認していると変化していたのだ。
そして今俺は、【麻痺無効】の効果でサンダースライムを普通に食べながらの朝食タイム中だ!
そんな俺に、何かが近づいてくる気配がし、俺は暗い洞窟の奥を見つめた。
するとそこから、黒い毛をした狼が一匹でてきて、殺気を飛ばしながら俺に襲い掛かってきた。




