仲間
◆◆◆◆◆◆
俺が訓練所に行くようになってから2か月が過ぎた。その間に俺は剣術、格闘術を教官とまともにやりあえるぐらいには覚えた。
そして、変わったことは他に3つある、一つ目は、宿賃のために採取の依頼を受けていた時に【毒無効】を手に入れたこと。二つ目は、魔道書を買うためにオークの群れを討伐する依頼などを受けていたら、ランクがBに上がったこと。三つ目は、雷と影の中級魔法を覚えたことだ。
実はオークの群れの討伐依頼の時に結構大きな群れだったらしく、住処には大量の金貨や宝石や装備品があった。この時、俺をなにより喜ばせてくれたのは群れのボスであるオークジェネラルが使っていた呪いの武器だ。この呪いの武器の呪いだが、魔物にはあまり効果がないらしく俺にも普通に使えたので使っている。この呪いの武器の名前は『斬鬼』という大鉈のような武器だ。『斬鬼』はとにかくよく切れる、岩でも鉄の防具でも普通に切れるのだ。だから、今では俺の愛用の武器になっている。
そして、俺はオークたちの住処で手に入れた大量の宝石や装備品を打って金を得たので、魔道書を買い装備も新しくした。
そんなことがあったある日、俺がギルドに行くと4人組の人が俺に話しかけてきた。
「おい、お前がアキラか?」
「ああ、そうだが」
一番前の男が俺に聞いてきたので、俺は正直に答えた。するとその男は驚くことを言ってきた。
「お前、俺たちのパーティーに入らないか? これから吸血鬼狩りに行くんだ。囮役ぐらいにはしてやるからよ」
「囮役って......そんなこと言われて仲間になると思っているのか?」
俺がそう答えると男の後ろにいた男が横から言ってきた。
「俺たちが使ってやるって言ってるんだから、黙ってついてくればいいんだよ」
俺はその言葉にブチギレそうになったが、吸血鬼狩りに行くと言っていたことを思い出し怒りを収めた。
「吸血鬼狩りにいくんだよな?」
「そうだ、来る気になったか」
「ああ、俺も一緒に行こう」
「ハハハ! これは笑える、囮役とか言われてついてくる気になったのかよ」
俺とリーダーの会話が終わると、俺の答えに仲間の一人が笑ってきた。
「出発はいつだ?」
俺はそいつの言葉を無視して、リーダーに話しかけた。
「明日だ。一応全員紹介しておく。俺はリーダーのガラン、戦士でランクはBだ」
リーダーがそういうとさっき割り込んできた男が次に行った。
「俺はタリス、戦士でランクはBだ。まさかあれだけバカにされて入るとわな笑えるぜ」
タリスの次は後ろにいた女の一人が話し出した。
「私はカリン、風の魔法使いでランクはBよ。あなたって馬鹿ね」
カリンがそういうと次はその横にいた女が話し出した。
「私はノルンよ、火の魔法使いでランクはBよ。囮役頑張ってね」
4人が言い終わり、最後に俺が自己紹介をした。
「俺はアキラ、剣士でランクはBだ。しばらくよろしく頼む」




