影空間
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俺が初依頼を達成した日から、数日が過ぎた。その間俺は採取系の依頼を受けつつ毒草を食べていた。だが、いまだ【毒耐性】は【毒無効】に進化してはいなかった。
そして、今日もまた同じように採取の依頼を受け、森に来て、毒草を食べていた。
そんな時、草むらから5匹のゴブリンが姿を現し、俺を襲ってきた。なので俺はその内の4匹を倒し、一匹だけ放置した。一匹だけ放置したのはその後を追って巣に行くつもりだったからだ。
そんな俺のもくろみ通り、そのゴブリンは森の奥に駆け出した。俺は倒したゴブリンから討伐証明である耳を剥ぎ取り、毒草で減った体力を回復するため一匹を食べながら逃がしたゴブリンの後を追った。
俺の予想通り、逃げたゴブリンは巣に向かっていっていたようで、しばらくすると広場に出た。そこには60匹ほどのゴブリンと20匹ほどのボブゴブリンがいた。そのゴブリンたちは一斉に俺のほうを向き攻撃してきた。
今の俺に、ゴブリンが敵うはずもなく、俺は【剛腕】と【駿足】を使いながら次々と倒していった。
約30分ほどたって、ゴブリンたちは全滅した。俺はそのゴブリンとボブゴブリンから証明部位を剥ぎ取り、他は全て食べた。
俺はそれから街に戻り、採取した薬草とゴブリンたちの証明部位を受付のお姉さんに見せたらとても驚かれた。
「あの、これ全部アキラさんが狩ってきたんですか?」
「ああ。群れがいたから、すべて倒してきた」
「そ、そうですか」
俺の言葉にお姉さんはまた驚きながら答えていた。そして、俺はお金をもらい宿へと戻った。
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次の日、俺はゴブリンのおかげで臨時収入が入ったので、魔道書を買いに来ていた。
俺は店内に入り、魔道書を見ていると意外に高く、雷魔法(下級)と影魔法(下級)しか買えなかった。
そして、俺はその2冊を買い冒険者ギルドへと向かった。
そしてまた、俺は採取依頼を受けようと依頼書を受付のお姉さんのところに持っていくとお姉さんがランクを上げると言ってきた。
「なぜ俺のランクが上がるんだ?」
「それはですね、アキラさんがゴブリンの群れを一人で倒して来たからですよ」
俺の質問に当然のように答え、ギルドカードを出すように言ってきたので、俺は素直にギルドカードを渡した。
「はい。これでアキラさんはCランクになりました。おめでとうございます」
「どうも」
俺は短くお礼を言い採取の依頼へ出かけた。
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そして、その日も【毒無効】に進化することはなく、俺はギルドで報告をし宿へ戻っていた。
「よし! 今日は魔法を覚えるぞ」
そういい、俺は魔道書にどんな魔法があるかを一応見てみた。すると、影魔法には魔法が一つしかなく、影空間という物などを収納する魔法があるとわかった。
俺はこの魔法を見てすぐに覚えようと、影魔法の練習を開始した。
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