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歯車が動き出す日 2 (プロローグ)
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俺と奏が、学校から帰っている途中で車にひかれそうな子供を見つけた。
俺は、とっさの事に一歩も動けなかったのだが、奏は違い、その子供を突き飛ばして自分が車の前に出て、そして、ひかれた。
最後に奏が俺のほうをみて何かを言っていたが、俺は奏がひかれたことに頭がいっぱいで、その言葉を聞き取ることはできなかった。
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俺が奏の夢を見た日、大学に行く途中で車にひかれそうな子供を見つけた。そして、その子供を助けようと走り出した高校生ぐらいの少女がいる事を認識してしまった。
俺はその少女が、あの日の奏にダブって見えていた。そして、俺は気付いた時には走り出していた。
少女は子供を突き飛ばし車の前に出た、そして、その少女を俺は突き飛ばし、自分が車の前に出た。
きゅーーーー! ガン!!
そして、俺は車にひかれ人生を終えた。
最後に老人が話す声が聞こえたが、何を話していたのかを俺が聞き取ることはできなかった。
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「ふぉっふぉっふぉ、面白いことをするやつがおるのう」




