裏切り
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俺がゴブリンの群れに入り、数週間の時がたった。そして、俺はこの数週間でゴブリンたちと狩りに行ったり、一緒に生活をしたりして群れのゴブリンたちと仲良くなった。もちろん、最初にあったゴブリンからこの森を抜けると人間の町があるなど、近辺のことを教えてもらいもし、のんびりとレベルを上げながら過ごしていた。
そんなある日、俺は長老に呼ばれて部屋で長話をされた。その内容を要約すると、この森で一番大きな狼の群れが最近この群れのゴブリンの何匹かを襲ったらしい。なので、その抱腹をするために、その群れを襲うという。だから、戦力がいるので俺にも参加してほしいということだった。
そう言ってきた長老に、俺は「もちろん参加する」と言った。
そして、数日後、俺はゴブリンの精鋭たちと狼の群れがいる場所へ来た。
そこには、ブラックウルフが約30匹、ブラッドウルフが約20匹いた。そして、その狼たちの真ん中には、頭から尻尾までで3メートルはありそうな真っ赤な毛をしている大きな狼がいた。
俺は初めて見るその狼のステータスを見た。
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LV:72 経験値:275/2600
名前:
種族:ブラッディキングウルフ
魔法:
加護:×××の加護
スキル:【駿足】【硬化】
称号:《狼の群れの長》
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LV72か......強いな。
俺はそう思ったが、いまさら引けないので他のゴブリンたちに「作戦を開始するぞ」と言い、一人で茂みから出て狼の群れに飛び込んだ。
当然、俺は囲まれるが、囲んだ狼を後ろからゴブリンたちが攻撃することになっているので、俺は向かってくる狼たちを相手にしながらゴブリンたちを待った。
しかし、少し時間がたつが一向に誰も攻撃に参加しようとせず、茂みの中からこちらを見ていた。
俺は次第に狼たちの数に圧倒され始め、ゴブリンたちに助けを求めるがゴブリンたちは俺を助けようとはせず、それどころか踵を返し、森の奥へと消えて行った。
俺はそのゴブリンたちの行動に驚き、自分は裏切られたのだとわかり、絶望した。
そんな、驚いて動きを止めてしまった俺を狼たちが見逃すはずもなく、俺に一斉に襲い掛かってきた。
俺はついに地面に倒れ死にそうになっていたが、俺の中には、俺を裏切ったゴブリンたちへの憎しみが嵐のようにうず巻いていた。
なんで俺はこんなところで地面に突っ伏しているんだ。なんで俺がこんな気持ちにならないといけないんだ。そう原因は全部俺を裏切ったゴブリンたちだ。......許さない。俺はあいつらを絶対に許さない。あいつらが憎い、憎い憎い憎い! 殺してやる。あいつらは絶対に俺がこの手で殺してやる!!
俺がそう思った時、自分の中で何かが砕け、体の奥から【狂乱】を使った時よりも遥かに大きな力が湧き上がってきた。
そして、俺はその力で、狼たちを次々と殺していき、強いと思っていたブラッディキングウルフでさえも楽に殺した。
俺はもっと力を得るために、殺した狼たちを食べ、ゴブリンたちがいる洞窟へと向かった。
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