ダルマサンガコロンダ 6
朝。ラグより先にキュリウムが起きた。テントから出るよりも先に、まず、自分の頬を抓った。
キュリウム「フロシアさん…。おはようです」
フロシア「おはよう」
キュリウム「フロシアさんは寝たんですか?」
首を横に振る。
その後ラグも起きて、それぞれ適当な準備をし、出発。
といっても、前も後ろも右も左もない。昨日、運命を変えたのがどうなるかもわからない。
とりあえず真っ直ぐ進む。キュリウムはまた、夢のことを覚えている限り話した。
ラグ「同じ夢を…ですか?」
キュリウム「…」
ラグ「…気にしなくても大丈夫ですよ」
キュリウム「…」
しばらく歩いていくと、だんだんと道のようなものがあり、さらに進むと、ある程度整備された道になってきた。
運命を弄ったせいなのかどうなのか。何はともあれ助かった(?)のだから、良しとする。
さらにさらに先に進む。
すると、村…うん、村を発見した。ずいぶんと寂れている。
キュリウム「何でしょうね…?」
フロシア「村」
ラグ「けっこうボロですけど…」
感想だけ言ってスルー。先へと進むことにした。
まだお日様は頭の上。歩いていけば、もっとマシなのがあるだろう、という考え。
?「…」
その考え通り、大きくはないが、さっきのよりマシな村を発見。
お日様は空を茜色に塗っている。
キュリウム「おっふろー!」
宿に着いた時のキュリウムの第一声。
ここは宿屋であって風呂屋ではありません。
で、当然のことながら部屋に入っていく。荷物を置いてくつろぐ。
…えーっと…ラグ達に行動の変化が見られないので、一気に就寝です。
ラグ「寝ますよ」
電気を消して布団にもぐる。
キュリウム「…おやすみー」
月明かりが綺麗な満月の夜だった。
大学に入学しドタバタしているため、小説の更新が途絶えることがあるかもしれません。
ご了承ください。