ポロリもあるよ!
しばらく歩いていき、川を越え、林を抜けると、一つの町に辿り着いた。
それなりに大きな町で、レンガ造りの家は何とも言えない落ち着きがあった。
なかなかに活気もあり、町の中心へと歩いていくと、道具屋、八百屋、魚屋、武器防具屋、飲み屋。
たくさんの店が軒を連ねていた。
人々の話し声、笑い合う声、値切る声。この町が、すごく明るいというのはよく分かった。
町の外れの方だろうか? そこにお城が見えた。たぶんアレがソリュート城だろう。
フロシアに訊いたところ、どうも正解らしい。
新鮮な活気を味わいつつ、お城へと歩いた。
さて、町も活気を無くしつつある、町の離れ。ラグたちはお城の前にいた。
最初見た時から分かっていたが、とても大きい。『これぞ城!』と言うような大きさ。
しかし、門番がいない。どうぞお入り下さい、状態。
おかしいと思いながらも、中へと入っていった。
すぐに異臭で顔をしかめる。
血生臭いにおい。
長い廊下には、体を喰い千切られた兵士が倒れており、床や壁は血で染められている。
先に進んでいくうちに、いくつもの死体を見た。
そして、突き当たりの部屋で、兵士ではない死体があった。
血がべっとり付いていて、赤くなった髪、赤黒く染まったゴスロリ服。
足は喰い千切られ、両足とも太ももから下が無くなっている。
腹は右半分が無くなり、内臓がポロリと飛び出している。
その隣には、エリーの死体。
こちらは今までの死体とは違い、代わりに腹に穴が空いている。
まるでエイリアンでも出てきたかのように。
フロシアもそこで人間の姿に戻り、その部屋を出た。
二人の重い足音が響く空間。どこから沸いて出たのか、ハエやらウジやらが死体に纏わり付く。
その時、上から埃が落ちてきた。床が震えている。
どこか離れた場所から、鳴き声が聞こえる。少なくとも人の声ではない。
ラグ達はそれに向かって走り出した。
会話文一切無し。ちょっとがんばりました。
内容?文章力? なにそれ?聞いたこと無いんだけど。