ハジマリ ノ オワリ
作者は携帯を持っていないので、メールとかの部分は結構無知です。
おかしいところがあっても、生暖かい目で見守ってあげてください。
家に着いて、携帯を見た。・・・な、何だよこれ・・・。
新着メール28件・・・? しかも同一人物。彼女から。
『ド』『ウ』『シ』『テ』『キ』『ヅ』『イ』『テ』『ク』『レ』『ナ』『イ』『ノ』
『ド』『ウ』『シ』『テ』『ミ』『テ』『ク』『レ』『ナ』『イ』『ノ』
『ド』『ウ』『シ』『テ』
なんだこれ・・・?『ドウシテキヅイテクレナイノドウシテミテクレナイノドウシテ』か。
『どうして気付いてくれないのどうして見てくれないのどうして』
正直怖かった。まさか彼女がこんな事・・・するとは思えないし。他の誰かが彼女の携帯を使って?
そんな事考えにくいし・・・。
そういえば、友人と遊んでいるときに視線を感じないでもなかったな。
と、とりあえずメールをしてみよう。
『どうしたんだよ、いきなり』
さあ、何て返ってくるのか。半分恐怖、半分好奇心があった。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
来ない。
何か、穏やかでない空気の流れを感じた。
きっと気付いていないだけだ。誰にだってある。そう、気付いていないだけ・・・。
いつの間にか眠っていた。携帯を握り締めたまま。
着信はない。
テレビをつけると、いくつか放送していない局もあった。
辺りは暗い。
また寝るわけにはいかないし・・・別に休みだから、寝てもいいんだけど。
時間が無駄になる気がした。それにメールの返信が来る気が・・・
暗い時間の中に、携帯の冷たい音。
驚いて投げ捨てようとした。が、腕が途中で止まる。
部屋のどこからか、ピアノの音が聞こえる。俺はピアノなんて持ってないし、テレビとかの音が鳴るような物は点いていないし
『月光』
あるフリーゲームで聞いたから少しだけわかる。
一体どこから・・・。金縛りなったかのように、全身が固まる。
後ろに人のような気配がする。と、思った瞬間、目の前に銀髪で毛の長い人が現れて―――――。
読者参加型小説というキーワードを入れてみた。
次くらいから読者に展開(そうでもないかも?)を決めてもらおうかと。
べ、別にネタを考えてもらおうなんて考えてないんだからっ!