ハジマリ ノ ツヅキ
そんな毎日が続いて土曜日。
特にすることは無い。(朝)7時に起きたからと言って、何をするわけでもなく。
ただ、テレビを見たりして時間を潰す。
土曜は補習も無い。だからと言って、家で勉強などする気も無い。
友人に電話して遊びにでも行こうと思ったが、そんな遊ぶ金は持ち合わせていない。
せっかく天気も良いのにな、とか柄でもないことを思いつつ、携帯を閉じようとした時だった。
不意に携帯が鳴った。・・・不意に鳴るのは当たり前だが。
友人からだ。『遊びに行こう』とのメール。・・・しょうがないなぁ。断るのは失礼ってもんだ。
『OK』と答えて携帯を閉じる。着替えようと、携帯を机に置いた。
瞬間に着信。彼女だ。『どこか出かける?』とのメール。
『悪い。友人と出かける。また今度なら』と返す。・・・。
・・・。・・・返信はない。10分くらい待っただろうか。やっぱり来ない。
その間に着替え終わった。その時に彼女からの返信。
『・・・そっか』
背筋がゾクッとした。
何か、やってはいけない、禁忌を犯してしまったような感じ。
時が冷たく止まる。その冷たい時間が俺へと突き刺さる。
時を破ったのは、携帯の着信音。周りに暖かい空気が戻る。
友人からのメールだった。『早くしろ』と。
そうして着いた待ち合わせの場所。
友「おーそーいーぜー」
俺「おぅ・・・悪ぃ・・・」
妙にテンションの高い友人。少し分けてくれよ・・・。
明るい日差しが降り注ぐ中、男同士の雑談。二人きりで。
完全に都会という訳でもなく、かと言って田舎でもない。
人通りの多くない場所だが、漫才などする気はない。
友「それにしても久しぶりだなぁ」
俺「・・・・・・」
スルースキルを使わないと泥沼になっていく会話。ボケ殺しでもある。
久しぶりと言っても、昨日学校であったし、遊ぶのは先週遊んだばっかり。
そうして夕方。
友「じゃーなー」
俺「あいよ」
友人と別れる。後ろ向きに手を振り、そのまま歩いていく。俺の黒い背中が映し出される。
中二病って言った奴挙手。よし、お前。後で屋上。
2割本当。
授業が忙しかったりして、なかなかと書けなかった・・・。
えっ? 言い訳するな? すいません・・・。
ネタがね・・・いや、何でもないです・・・。
ちなみに、ストックはもう1話分。






