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長編化したい短編

お父さんが魔導士だなんて、聞いてない!

作者: 澤谷弥

 私にお父さんがいないと意識したのは、幼稚園に通い始めた頃だと思う。そして、その父が日本人ではないだろうとわかったのもそのとき。


 お母さんと二人きりの生活では意識していなかったけれど、他の子たちと一緒になれば、嫌でも比較される。


 その結果、光が当たると灰色に見える黒い髪も、緑がかった艶色の瞳も、日本人にしては珍しい色というのがわかった。

 それをお母さんに指摘すれば「お父さんの血かな」と笑っていたけれど、お父さんについては教えてくれなかった。だから私は、お父さんの名前もどんな人なのかも、まったくわからない。生きているのか、死んでいるのかさえも。


 子どもというのは時に残酷で、私の見た目をからかいの対象にした挙げ句、見た目が違うから仲間ではないと決めつけることもあった。


 だけど今は、そういった差別をなくそう教育が進んでいるから「みんなで仲良く」「見た目で判断しない」と、担任が根強く指導してくれたおかげで、幼稚園では大きな問題にならなかった。

 それでも知識がついてくると厄介なことが起こる。先生にバレなければいいと、先生の目を盗んで私にいたずらをし始める。ちょっと身体を押したりとか蹴ったりとか。


 始めのうちは気にしていなかったけれど、ある日、突然、学校に行けなくなった。


 お腹が痛い、頭が痛い、気持ち悪い。


 朝起きて、ご飯を食べるまでは普通。だけど、登校時間が近づくと、気持ち悪くなってお腹が痛くなる。

 お母さんも、すぐにわかったんだと思う。


 これが風邪を引いたとか、胃腸炎になったとか、そういった種類の不調とは違うことを。


 学校に行けなくなって数日は、家にこもっていた。教科書を開いて、ワークの問題を説く。


 幸いなことに、お母さんは家で仕事をしていたので、平日の昼間に私が家にいても何も問題はなかった。

 問題があるとしたら、勉強が遅れることくらいだろうか。いや、一番の問題は、学校に行けないことだ。

 このままでよくないというのはわかっているけれど、そう思っていたのは私だけでなく、お母さんや担任の先生も同じだったみたい。


 学校に行けなくなって一か月くらい経ってから「そろそろ学校に行ってみない?」とお母さんに言われた。自分のクラスに行かなくてもいいから、とにかく「学校」に行ってみないかと。


 どうやら私のような不登校児や、教室が苦手な子のためにSSRという特別な教室を開くらしい。SSRってスーパースペシャルレアな教室じゃなくて、スクールサポートルームという意味。


 そこでタブレットを使えば、他の子と同じように授業を受けられるとのこと。

 そんな提案を受け、私が学校へ通うのを再開したのは、小学三年の二学期が半分過ぎてからだった。

 SSR教室でタブレットを用いて授業を受けるという方法は、意外と私に合っていたようで、毎朝、起こっていた身体の不調もすっかりなくなった。


 だけど、見た目がちょっと違う人間が、学校に通っているのを面白くないと思う人たちは、やっぱり一定数いるらしい。


 お母さんのお迎えを待っていたちょっとの時間。本来のクラスメートである男子生徒三人が、SSR教室に乱入してきたのだ。


「おまえがいなくなってせいせいしたのに」

「なんでまだ、学校にいるんだよ。ガイジン」


 いつもの罵倒には慣れていて無視をしていたけれど、無視をしたらしたで彼らの逆鱗に触れたようだ。

 だけど暴力はいけません! と、先生の教えを忠実に守っているところは、やっぱりまだ子ども。だから、私が大事にしていたお守りを、彼らはランドセルから引きちぎった。


「おまえ。日本人じゃないのに、なんでお守りなんてつけてるんだよ!」

「ガイジンにはお守りなんていらないだろ?」


 そのお守りは、小学校入学にお母さんが神社で買ってくれたもの。きちんとご祈祷までされた大事なもの。


「返して!」


 小さなお守りを、キャッチボールのように投げ合う彼ら。その動きに合わせて、ちょこちょこと私が動き回るのを、見て楽しんでいる。


「返して! どうしてそういうことするの!」

「返して、だって~」

「どうしてって。おまえが学校に来ているからだろ」

「自分の国へ帰れよ」

「帰れ、帰れ、帰れ」


 はやし立てる声が大きくなっていく。

 ちょっと見た目が違うくらいで、ここまでの仕打ちをされなきゃいけないのか。あきらめと悲しみと怒りと、いろんな感情が爆発した。


「うるさぁあああい!」


 ――バリンッ!

 ――バリッ、バリッ!


 教室の窓ガラスが一気に割れた。

 その音を聞きつけて先生たちがやってきたけれど、なぜ窓ガラスが割れたのか、その原因はわからなかった。


 私はその後、迎えにきたお母さんと一緒に帰った。だけどお母さんは、学校から家に向かう車の中、始終、無口だった。


 その日以降、私は学校へ言うのをやめた。

 お母さんも無理に「学校に行きなさい」と言わない。


 だけどお母さんは定期的に学校と連絡を取り合っていたみたいで、定期的に新しいプリントが増えていた。だから私は、自宅でプリント学習を続けていた。


 学校に行かないまま、三年の三学期が終わった。


 四月になって、お母さんがぼそっと言った。


「お父さんに会いに行こうか?」

「え? お父さん。生きてるの?」

「生きてると思う、多分。ずっと会ってないからわからないけど」

「そうなんだ……」


 今頃、お父さんと言われてもピンとこない。私の家族はお母さんだけ。お母さんさえいえればいい。


「ここじゃ、ゆのちゃんの力を生かし切れない」


 それは私が引きこもりだから?

 そう聞こうと思ったけれど、きっとその言葉もお母さんを傷つけてしまう。私が学校に行けないことでずっと悩んでいるのを知っている。お母さんを悲しませたくなくて、学校に行こうとしたけれど、そのたびに心が悲鳴をあげてしまう。だから行けない。


「ゆのちゃん。男の子にいじめられたとき、教室の窓ガラスがたくさん割れたの、覚えてる?」


 あれがきかっけで学校に行けなくなったのだ。忘れるわけがない。


「うん……」

「あれ、ゆのちゃんがやったのよ?」

「え? 私がやった? 私、何もしてないよ。バッド持って、振り回していないよ?」

「やだ。いつの時代の漫画よ?」


 お母さんはケラケラと笑ったけれど、すぐに真顔になる。


「あのときのことは……お母さんが力を使ってなんとかしたけれど、これから先、ゆのちゃんの力がもっと強くなるかもしれない」


 うん。お母さんが何を言っているのか、さっぱりわからない。


「なんのお話?」


 首を傾げて尋ねると、お母さんも「う~ん」と少し悩んでから答えた。


「ゆのちゃんにはね、魔力があるの」


 まさか、令和にもなった現代日本で、そんなゲームのような言葉を、お母さんが口にするとは思わなかった。


「ゲームの話?」

「違う。お母さんはゲームをしません」

「じゃ。本のお話だ。お母さんが好きな、なんとかファンタジー」

「違います。お母さんは、ゆのちゃんの話をしています」


 自分の母親が真面目な顔で「あなたには魔力がある」と言っているこの状況。冗談なのか本気なのか、それすらわからない。


「こんなこと、急に言われてもびっくりするよね?」


 私は、こくこくと、赤べこのように首を振った。


「今からお母さんが言うこと。信じられないかもしれないけど、本当のことだから」


 そう前置きをして、私が生まれる前のこと、今から約十年前の話を教えてくれた。

 それがお父さんのことだ。


「お父さんの名前は、ゼノビア・アストレイド。エルセリオン王国で魔導士をやっている人。あっちでは魔導士っていうけど、わかりやすく言うと魔法使いね」


 まるで作り話のような内容を、お母さんはすらすらと口にしていく。


「大学の卒業パーティーの帰り道、飲み屋さんの外の階段で足を踏み外しちゃってね。そこ、お店が二階にあったの。つい、飲み過ぎちゃったのよね~」


 酔っ払って階段を踏み外す人って、本当にいるんだ。


「それで。気がついたら、違う世界に飛ばされてた」


 アニメの世界のような話を、淡々と続けていく。


 違う世界に飛ばされたお母さんは、異界人としてエルセリオン王国を魔王から救うために手を貸したらしい。その魔王討伐のために、一緒にパーティーを組んだ仲間の一人がお父さんだったこと。


 魔王を倒したら、結婚の約束をしていたこと。

 そしてせっかく魔王を倒したというのに、ちょっとしたすれ違いで、お母さんが怒ってこっちに戻ってきてしまったこと。戻ってきてから妊娠に気づき、私を出産したこと。


「お母さんが向こうに言っている間って、こっちの人はお母さんのことをどう思っていたの?」

「そうよねぇ? それが不思議なところで、というより魔法の力が働いているのかな? 戻ってきてから、ゆのはを産んだけれど……きちんと戸籍はあるしね。そうそう、戻ってきてすぐに、戸籍を確認しにいったんだった」


 そういうところ、きちんとしているのがお母さんらしい。


「それにほら、両親は私が大学生のときに事故で亡くなっちゃったし。戸籍がなかったら大変だと思って……」


 兄弟もいないお母さんが、この家を継いだとか。


「とにかく、違和感なく受け入れられていたの。びっくりよね~。やっぱり魔法の力? なのかな」


 驚くところ、そこではない気がする。


「ま、こっちに戻ってきたから、それなりにこっちで生活できているし、何も問題ないと思っていたんだよね」


 そこでお母さんは、私を真っすぐに見つめてきた。


「だけど、ほら。半年前、ゆのちゃんの力が目覚めちゃったみたいで……。現代日本で魔導士とか、ありえないでしょ?」

「お母さんは、魔法、使えないの?」

「使えるけど。その辺はほら、経験者だからうまくできるのよ」

「はぁ……」


 どうやら世の中は、お母さんの都合がよいように動いているらしい。


「ゆのちゃんの力。またいつ暴走するかわからない。だから、それを考えたらあっちで暮らすのもありかなって……」

「お母さんは、それでいいの? 今までの生活、全部捨てて、違うところに行くのは問題ないの?」

「ゆのちゃん……。いつの間にか、こんなに大人になって……。お母さんのことを心配してくれてるのね、ありがとう。でも、お母さんは、ゆのちゃんが一緒にいてくれればどこでもいい」


 どうしよう。めちゃくちゃ嬉しい。泣きそうだ。


「私も。お母さんが一緒なら、どこでもいいよ」

「どうしよう。めちゃくちゃ嬉しい。泣きそう」


 やっぱりお母さんは、私のお母さんだった。





 それからすぐに、お母さんの言う「あっちの世界」に行く準備をした。といっても、トランクケースに着替えとか、大好きなぬいぐるみとか、お気に入りのマグカップとか、歯ブラシとか、そういうのを詰め込むだけ。


「準備できた?」


 お母さんの言葉に「できたよ」と答える。


「じゃ、久しぶりにやってみようかな」


 リビングにあったテーブルと椅子を壁際に押して、広いスペースを作った。そこに、昔使っていたジョイントタイプのプレイマットを敷き詰め、お母さんがその上に油性ペンで魔法陣を描いた。


「魔法の杖があれば、それを使って宙に描くんだけど……。ま、ここは日本だし、油性ペンが無難でしょ? 消えないし」


 向こうからこっちに戻ってくるときも、この魔法陣に戻ってこれるらしい。


「じゃ、荷物をしっかり持って。あとはお母さんにしっかりとくっついて」


 お母さんの言葉に従い、しっかりとつかまった。


「気持ち悪くなるかもしれないから、目を閉じたほうがいいよ」

「うん」


 目を閉じる。

 この目を開けたとき、家ではない場所にいるのだ。それを想像しただけで、わくわくするのと同時に、ちょっとだけ怖かった。


 ぎゅっとお母さんにしがみつく。

 頬に触れる空気が変わった気がした。花の香りがする。


「え? サツキ……? なんで? なんで、なんで?」

「あ~ヴィヴィ。久しぶり」

「久しぶりって……十年ぶり……よね?」


 お母さんが誰かと喋っている。


「っていうか、その子、誰?」

「ゆのは、目を開けていいよ。紹介したい人がいるし」


 その言葉に従って、私はゆっくり目を開けた。


「うわっ」


 きらきらと華やかな室内。シーリングライトではなくシャンデリアが天井からぶら下がっている。壁にもどこか金色が交じっていて、お姫さまがいるようなお部屋だ。だけど、本棚がびっちりと並んでいる。その本も、どこかきらきらしているように見えた。


 そしてお母さんと話をしていた人は、結婚式のお呼ばれのような、青いドレスを着ていた。それに顔も、どこか西洋風。金髪碧眼とよく言うけれど、まさしくそれ。金色の髪をポニーテールにしていて、手には本を抱えている。


「ゆのは。この人が、昔、お母さんと一緒に魔王を倒したヴィヴィアン。ヴィヴィ、この子が私の娘のゆのは」

「あ、はじめまして。お母さんがお世話になっています。霧島ゆのはと言います」


 ヴィヴィアンさんは、ぽかんと口を開けたまま私とお母さんを交互に見つめた。


「え? えええ? む、娘? って、ちょっと、ごめん……ユノハ……だっけ?」

「は、はい」


 ヴィヴィアンさんのような綺麗な人に名前を呼ばれて、ドキリとしてしまった。


「お父さんの名前、知ってる?」

「お父さんの名前……確か……えっと……なんだっけ?」

「娘には、あまり教えてないのよね~」


 お母さんは、ケラケラ笑っている。つまり、笑ってごまかしている。


「っていうか……。ゼノとの子だよね? その髪も、目の色も……。なんとなくゼノが入ってる……。それにサツキ、ゼノと結婚する約束してたよね?」

「してたね~。でも、結婚する前に喧嘩してあっちに帰ったけどね」

「ごめん。なんだろう。言いたいこと、たくさんあるんだけど……。とにかく、ゼノを呼んでくる」

「え? いいよ。面倒くさいし。それよりも、私とゆのが暮らせる場所を紹介してほしいんだけど」

「はぁああああ?」


 ヴィヴィアンさんが、鬼のような形相で声をあげた。こっちにも鬼はいるのだろうか。鬼じゃなかったら魔王か。


「ちょっと、何、言ってんの? サツキを見つけたらゼノに連絡しなきゃならないの」

「なんで?」

「なんでって……とにかく、大変だったの。あんたがいなくなってから。だから、私たちのうち、誰かがサツキを見つけたらすぐにゼノに連絡することになってんの! いい? ここから動かないでよ? 秒でゼノを呼んでくるから」


 ヴィヴィアンさんが部屋から出ていこうとしたとき、その扉がガチャリと開いた。


「おい。さっきから、うるさいぞ! それに魔力の乱れがあったようだが?」


 部屋に入ってきたのは、背の高い男性だ。銀色の髪は長く、目の色は深緑だった。


「あ。ゼノ。久しぶり」


 お母さんがゼノと呼んだ男性は、驚きのあまりぱちぱちと目を瞬いた。


「ちょっと、ゼノ。サツキが戻ってきたんだって。しかも娘を連れて」

「娘、だと……?」


 ゼノさんの視線が私に向いた。


「あっ……」


 挨拶をしなきゃと思っているのに、言葉が出てこない。水槽の中の金魚のよう口をパクパクするだけ。


「ゼノ。紹介するね。私の娘、ゆのは。かわいいでしょ?」


 あっけらかんと話をするお母さんを、ゼノさんが睨みつける。


「……十年だ。今さら、何をしに戻ってきた」


 ゼノさんは見るからに怒っている。


「何をしにって……これからはこっちで娘と暮らそうかなって。なんかね、娘に魔力が目覚めちゃったみたいで……」

「魔力、だと?」


 またゼノさんが私を見た。


「おまえの娘には、魔力があるのか? 異界人なのに? 異界人はこちらに来て初めて魔力を備えることができるはずだ……。おまえのその魔力だって、後天的なものだろう?」


 そう言ったゼノさんは、お母さんを見る。


「だって、仕方ないじゃん。ゼノの娘だし」

「俺の娘……?」

「うん。まぁ、ヴィヴィなんかはすぐにわかってくれたけど。もし疑うなら、神殿で親子鑑定やってもらってもかまわないよ?」

「俺が言いたいことはそういうことではない」

「じゃ、どういうこと……?」

「だから! 十年だ。おまえがいなくなって十年……俺が、どんな気持ちで生きていたか、わかるか!」

「わからない。だってゼノって、大事なこと、いつも言ってくれないじゃない? だからわからない。あのときもそれで私を怒らせたんじゃなかった?」

「くっ……」


 ゼノさんが悔しそうに言葉を詰まらせた。

 この場をどうしたらいいのだろう。


「お母さん……」

「あ、ごめん。ゆの。一応、この人がお父さんね。名前は……」

「ゼノビア・アストレイド。魔導士だ。おまえの魔力は、間違いなく俺から引き継がれたもの」


 お母さんの言葉の先を、ゼノさんが奪った。どこかぶっきらぼうだったけれど、嫌な感じはしなかった。


「霧島ゆのはです。よろしくお願いします」


 ゼノさんは、じぃっと私を見つめてくる。


「ヴィヴィ。サツキに住む場所を用意する必要はない」


 だが答えたのはお母さんだった。


「ええっ? ちょっと、もしかして私たちの話、聞いてたの? 女同士の話を盗み聞きするなんて」

「聞いたんじゃない、聞こえてきたんだ」

「横暴、職権乱用。私たちに野垂れ死ねと言ってるの? 幼い娘もいるのよ」

「そうじゃない」

「うわっ」


 ゼノさんが、いきなり私を抱き上げた。赤ちゃんのたて抱っこのように軽々と。


「おまえたちは、俺の屋敷に住めばいい」

「はぁ?」


 お母さんが抗議の声をあげる。


「どうして、私があんたと一緒に住まなきゃならないの?」

「俺の娘だろ? この子は」

「そうだけど」

「だったら、俺にも娘と一緒に住む権利がある」

「私にもあるわよ。私の娘だもん」

「だから、俺の屋敷で一緒に住めばいいだろう? そうすれば二人の権利が守られる」


 大人の話はよくわからない。言葉遊びのようで、そうでないような。


「仕方ないわね。ゼノがそこまで言うなら、一緒に住んであげる」


 お母さんが折れた。


 こうして私とお母さんは、ゼノさんの屋敷で暮らすことになったのである。


【おしまい】

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― 新着の感想 ―
サツキお母さん、十年も怒ってたの? それとも、こちらの方が生活しやすいから? お父さんには迎えに行けない制約でもあった? ……などなど知りたいことが沢山です! そして、ゆのちゃんの異世界ライフを読んで…
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