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4、花冷えの日本酒とあったかいおでん *

ーーー私の働いている職場は冒険者ギルドと呼ばれる場所だ。


まだ学生であろう調子に乗っているガキ。せめて人に敬語ぐらい使えや。集まってしか調子に乗れないならまだ冒険者は早いととりあえず冒険者登録と軽く冒険者初心者を狙った詐欺について説明して追い返した。


どう考えても酒によっているおっさん。ベロベロによっている状態でこっちくんな。臭い。ドワーフだからしょうがない?知らねーよ!と気つけ薬と火傷に効く薬を売りつけてから鍛冶場に追い返した。


まだ若いが、そこそこの速さで昇格して調子に乗っているガキ。下ネタを喋っておけばいいんだとでも思っているのだろうか。イケメンに頭ポンポンされてもブチギレるのに、調子乗ってんじゃねーぞ依頼のチェックと薬草を売りつけてから追い返した。


そしていろんな冒険者たちの対応をしたり、ベテラン冒険者たちの話を聞きながら初心者向けの地図を書き直したり、初心者向けのガイドラインを作ったり、最近買取額が上がっている素材の表を作ったりした後、軽く掃除をして冒険者たちに飲みすぎるなと声をかけてやっと、やっとこさ家に帰れると思えば異常ダンジョンが発生したと言われしばらく冒険者ギルドに缶詰だ。


「ちくしょー、ついてない…今日は家に帰ってビールでも飲もうと思ってたから食べ物持って来てないし、もう夜遅いからお店も空いてないしなぁ。ねえ、何か持ってない?」


今近くで仕事をしてる後輩に話しかける。多分うちのギルドで一番美人な受付嬢だ。女の私から見ても惚れ惚れするぐらい可愛いし、美人だ。多分顔でも食っていける。


「え〜、特に何も持ってないですよ。私もビール飲む予定だったって先輩知ってるでしょう。楽しみにしてたのになぁ」


本当に残念そうな顔でため息を吐く。それすら絵になるんだから美人ってのはすごい。


「あーぁ。こんな夜遅い時間でも空いてるお店ないかなぁ。できればお酒も出してるとこ」


そんな夢みたいなことを呟くと、後輩が少し面白い噂を聞いたと話し出した。


「なんか、おでんやさん?石焼き芋?ラーメン?忘れましたけど、不定期的に現れて見たこともない料理を出すそうですよ。そんなのあったらいいですよね〜」


「それ、案外ほんとだったりして。こうやって冒険者たちの話を聞く職業になってそこそこ経つけど、胡散臭いと思った話がほんとだったりするからね」


…でも本当に出てきてほしい。多分異常ダンジョンの大きさからしてしばらくギルドの仮眠室で休まなければならない。つらい。どうせお酒は気つけ薬で飛ぶから業務上の問題とかないし…


「ところでこの変な魔力なんでしょう?エルフの魔力でも人間の魔力でもないんですけど、先輩、心当たりありますか?」


「え?変な魔力?知ってるでしょ、私魔法は全然ダメなのよ。でもあなたが言うならそうなんでしょうね。どこから感じるかわかる?一応確認しておこう」


後輩が頷くのを横目に軽く体を動かす。ちなみに私は本当に魔法が使えない。魔力は結構あるらしく魔法耐性は高いのだが、3歳ぐらいのちっちゃい子でも使える生活魔法も使えない。


対して今魔力を辿っている後輩はめちゃくちゃ魔法が使える。なんならこの大陸にある魔法学校で一番難しいとされる学校をストレートで主席で卒業、その後研究職にもつかず、魔法を集めるわけでもなく冒険者ギルドに所属し、ドラゴンを倒してすぐにSランク冒険者の仲間入りという異例の経歴の持ち主だ。


「先輩、魔力探知終わりました。解析もしてみたところ、おかしな魔法や攻撃性のある魔法はかかっていませんが、扉の中までは魔力が阻害されて探知できません」


5分もかからず解析を終えた後輩の報告を聞く。ドアは重厚感があり、昔尋ねた王家のドアに似ている。そして、そのドアの前に


本日、おでんがおいしいです。ついでにおすすめの日本酒を用意いたしました。


と書かれた看板が置いてある。


後輩にこの文字が読めるか聞いてみると、まず看板なんてないと言われてしまった。何かの幻覚魔法の類なんだろうか?


なんとなく悪いものな感じはしないが、万が一これが異常ダンジョンの副産物ならば見つけてしまった以上早めに中に入って潰す他ない。


異常ダンジョンは周りの魔力を吸い取って大きくなるが、たちが悪いものだと周りの人間から強制的に魔力を吸い出すこともある。


もしも魔力の低い前衛や戦闘経験の少ない新人たちがそんな異常ダンジョンに近づいてしまえば一瞬で意識を無くしてしまう。そのまま誰にも助けられなければ魔力を死ぬまで吸い取られてお釈迦だ。


「行くよ、もしも何かあったら私を置いて転移魔法ですぐに安全な場所まで逃げてね」


「…わかっています。だから先輩は私のことを気にしないでくださいね」


後輩が渋々了承するのを聞いて、ゆっくりとドアを開ける。ドアは見た目の重厚感とは違い、思ったよりもすんなりと開いた。チリンチリンとベルの音がする。


「ここは、カフェ?メニューもある。レグルス印の彗星パフェ、宝石果実のシュクーレン、夢が叶う桜色パンケーキ、何?麻薬卵と醤油漬け卵かけご飯、安全なパニプリ?聞いたことない料理もあるわね…」


「先輩、ここ、すごくたくさん魔法がかかっています。でも、ダンジョンではない、みたいですね…?」


後輩がすごく不思議そうな顔をしているが、私もおんなじような顔をしている自信がある。危険かもしれないと入った場所が、すごく普通の料理屋さんなんて誰が想像できるだろうか。


「あ、もしかしてここってあなたが言ってた料理屋さんなんじゃない?ほら、入り口の看板にも本日おでんが美味しいですって書いてあったし」


「そんな看板ありましたっけ〜?というか、ここ戦う意思がなくなるというか、油断しちゃうというか、おばあちゃんの家の昼の縁側みたいな感じありません?」


後輩はさっきまでピリピリした雰囲気を醸し出していたにもかかわらず、今ではのほほーんとしたいつも通りの顔になっている。しばらく2人でメニューを開いてみる。いくらでもメニューは出てくるみたいだ。


「ようこそ、カフェさくらやへ。あら、お二人様ですね。お好きな席へどうぞ」


いきなり目の前に人が現れて驚く。さっきまで人の気配なんてしなかったのに。とりあえず、カウンター席に座ることにする。改めてちゃんとこの場所を見ると、キッチンにも1人何かいる気配がした。人間、だと思うんだけど、なんだか少し精霊や妖精に似た雰囲気を感じる。


「ねぇ、さっきまで人間の気配なんてしなかったよね?もしもあの人が私たちを殺そうとしてたら、きっと手も足も出なかったわ」


「そうですね…というか、この空間自体が不思議な感じです…なんだか教会だったり、世界樹の近くだったり、妖精の泉だったりに近い雰囲気ですし、あのメイドさんも人間なんでしょうか?」


2人でヒソヒソと話しているうちに、これはもしかしたら僧侶のアイツが酒を飲んでいる時にうっかり口走ったあれじゃないかと思い始めた


ーーーいやぁ、このお酒本当にうまいですね。そうそう、本当は教会の中の偉い人しか教えちゃダメなんですけど、ケラススってのがありまして。時々気紛れに人の前に現れてなんだか美味しい食べ物やら酒やらを出してくれるらしいです。


えっ?それがなんだって?いや、私も信じていなかったんですけれど、師匠がひどく自分の将来について悩んでいたときに出てきたらしくてね。すごいうまかったらしいんですよ。めちゃくちゃ自慢されて。それ以来美味しいものを食べてると思い出しちゃうんですよねぇ


なるほど。と1人で納得する。もしこれがケラススとやらならば納得する。後輩がこの空間は不思議だと言った事も、多分ここにいる2人の人間の見た目をした人がおそらく人間ではない事も、いきなり誰もいなかったところからメイドさんが現れたことも、全て神の領域に片足を突っ込んでいるからならば頷ける。


いい機会だ。あいつの墓参りに行く時に教えてやろう。そのためにはうまい酒とうまい料理をたらふく食べて、後輩にもこのだらしない僧侶がどんな人間だったかも教えてやらねば。


そうやって1人で勝手にここで楽しむと決めていると、後輩がそれを感じとったのか、半目になりながらこっちを見ていた。


「どうぞ、ウェルカムドリンクのビール、『宵桜』と鳥の唐揚げです。あと、こちらメニューになります。どうぞごゆっくり」


またもやどこからかメイドさんが出てくる。改めて顔をきちんと見てみるとかなり整った顔だ。ぱっちりした目に、きちんと手入れされているんだろう髪や肌。きっと10人に聞いたら全員が美人だというだろう。


…でも私は後輩の方が好みかな。あの子の努力の後が見えるもう治らない怪我が残っている手や体、受付嬢の仕事を始めてからちょっとずつ伸ばすようになった髪。後顔がとんでもなくタイプ。


つらつらとどうでもいいことを考えながらピールに口をつける。ピールはほんのりピンク色で、ふわりと嗅いだことのないお上品な匂いがする。


口に入れると、フルーティーな味とさっきまでのお上品な香りが弾けるように口の中で爽やかな香りが広がる。


「これはなかなかうまいね!普通に売ってるビールよりももっと女性でも飲みやすい感じだね」


「ですね。あんまりビールは得意じゃないんですけど、これ、結構好きです。先輩、唐揚げ食べました?めちゃくちゃ美味しいですよ。あんまりこの辺ではない食べ物ですね。多分たくさんの油であげてるのかな。うちじゃ絶対作れないから、今味わっといてください」


後輩がぐいぐい唐揚げとやらを勧めてくる。後輩が一つ口の前に持ってきたのでそれをありがたくいただく。


ーーこれはうまい!というか後輩が特に好きそうな味だ。ポテトチップスだとか、コンフィ?だとか、そういう油をたっぷり使った料理が好みなようなので。


でも、熱い唐揚げを食べてビールを飲む。これは最高だ。これからおつまみに似たような料理を出すのもありかもしれない。ただ油だけなぁ。もっと手に入りやすければねぇ。


「先輩、最後の一個もらっていいですか?これ、どうにかして家で作れないですかね〜」


いつの間にか結構食べていたらしい。何か注文するために慌ててメニューを開く。いくらかパラパラとページをめくっていると、看板に書かれていたメニューがあることに気がついた。


「ねぇ、これ注文していい?この日本酒とおでんのセット。昔の仲間にやたらめったらおでんが好きなのがいてね。ちょっと食べたくなっちゃった」


ちょっと顔が赤くなった後輩がぷくーっとほっぺを膨らませている。ほっぺをつっついてやると、拗ねたように喋り始めた。


「誰ですかぁ、昔の仲間って!ちゃんと教えてくださいね!ヴィオのこと、ちゃんと知りたいんです。…もちろん話したくないことならいいんですけど」


「あら、ここカフェだけどいいの?ブロンシュ。私はあなたの可愛い名前が呼べるならいいんだけど」


ちょっと酔っているらしい。いつもは人の前では甘えてもこないし、ちゃんと先輩って呼ぶのに。なかなかラッキーだ。


周りに人もいないし、少しぐらいイチャイチャしても良かろう。


「ご注文はおでんと日本酒のセットでよかったでしょうか?ふふ、仲良しですね。仲がいいことはいいことですよ」


いつの間にかまたメイドさんが出てきていた。流石にもう驚かないが、それでもすごいなぁと思う。


「ヴィオ、結局旅の仲間って誰なんですかぁ、どの時のパーティーの話〜?勇者パーティー?それとも王様にいきなりパーティーを組めって言われた時のですかぁ?」


ついうっかり返事をするのを忘れていたら、半泣きでブロンシュに問い詰められる。正直可愛い。


だって想像してみてほしい。いつもはしっかりしようと頑張っている恋人が、小さい頃助けてあげたらその恩を返したいと、必死でかっこよく、強く見せていた恋人が、なんなら少し前まで熱が出ても、怪我があっても、嫌なことがあってもそんな弱いところを全て隠してしまった恋人が。自分のことで寂しくて泣いてるのだ。自分の前で弱った姿を見せてくれているのだ。これを可愛いと言わずしてなんという。


ほら、きらきらの琥珀を溶かしたみたいな目がぐずぐずに溶けている。これは明日目が晴れるなあと思いつつ涙を拭いてやる。


「どうぞ、おでんと日本酒『桜雫』です。おでん、熱くなっていますのでお気をつけて。からしはお好みでどうぞ」


ふわふわ笑いながらメイドさんがテキパキと準備してくれる。ふわふわとおでんのいい匂いがただよってくる。


「こちら、桜雫は花冷えで出すお酒です。おでんの具材だと特にトマトや大根、じゃがいもと相性がいいですよ。ゆっくりお楽しみください」


お礼を言って自分と、ついでにブロンシュの分まで取ってやろうとすると、流石に自分で取ると言われた。少し残念である。


「ふふ、おでんが好きだった旅の仲間はね、3回目の勇者パーティーの時かな。メンバーは王様に連れて行けと命令された浮世離れしたシーフと故郷の幼馴染と結婚秒読みだったにも関わらず、いきなり勇者に選ばれたとか言ってさっさとこの旅を終わらせてやると怒っている勇者と、その幼馴染のだらしないけど無駄に女神様に愛されている僧侶で。この中でおでんがやたらめったら好きだったのは浮世離れしたシーフ」


喋りながら灰色のぐにゃぐにゃした食べ物を食べる。これはうまい。シーフが言っていたこんにゃくとはこれのことだろうか?からしもあいそうだ。


もぐもぐと食べながら日本酒とやらを飲む。これがまたうまい。全体的に軽めで、甘口。でも最後にはすーっと消えていく。グラスに酒がなくなってしまったので瓶から継ぎ足しておく。


「故郷の幼馴染と結婚秒読みを引き離すなんて…!ひどいですよ、どっちにも。もし村なら行き遅れだって言われる子もいたでしょうし、勇者もそりゃ幼馴染ごと世界が消されるかもと言われたら絶対旅に出るしかないでしょう…!」


ぷりぷり怒りながらじゃがいもを食べている。そして予想外の暑さに口を火傷している。可愛い。人のことを気にして怒れる優しさも好き。


「で、そのシーフがよく作ってくれてたレシピがねぇ、大根とか、じゃがいもとか、人参とかに絶対トマトと鶏肉も入ってたのよ。でも最近出てきたおでんのお店ってどれもトマトは入ってないし、鶏肉じゃなくてミノタウロスとか、牛肉が多いじゃない。多分これはおでんのレシピを広めた僧侶の趣味なんだけど。そう、あいつ、結局色々あって墓参りには私ぐらいしかいかないし、そろそろ墓も掃除しなきゃだから手伝ってね」


「それはもちろん手伝いますけど、最近…?私が生まれた時には結構メジャーな料理でしたけど。まあ、ヴィオにとっては最近なんですね。というか勇者パーティーの一員だったのに墓参りに誰もいかないんですか?」


おでんのトマトを口に運ぶ。うまい。僧侶はそもそもトマト自体が嫌いらしい。この皮の感じが無理なんだとか。


そこに日本酒を一口飲む。最高にうまい。そして初めて飲んだ酒にも関わらず、どこかで飲んだことがあるような。


そういえばドロップアイテムにシーフがめちゃくちゃ喜んでいた酒があったな。なんだったかな、ダイギンジョウシュ…?


「うーん、まあその時の勇者パーティーは色々あって魔王側と手を組んだからねぇ…」


「え!じゃあヴィオがあの教科書に載っていた戦士だったんですか!?すごーい!おかげで私たち、ドワーフだってエルフだって、獣人も、妖精も関係なく仲良くなれるようになったんですね!」


驚いた。まさかこんなに真っ直ぐ肯定されるとは思ってもみなかった。


でも、ブロンシュが当たり前みたいにそう言ってくれるから、昔の私たちが救われるような気がする。


あの時、たくさん悩んだ。僧侶の墓は当時の王族の生き残りが荒らしてしまったから、こっそり勇者とその幼馴染の墓の隣に作り直しておいた。だから世間的には墓がないことになっている。


「ふふ、昔の私たちに言ってあげたいな。あの時必死に自分達を守るために選択したことは、こんなにまっすぐ褒めてもらえるようなことだったんだよって…」


「何か言いましたか?あ、ヴィオってばお酒ばっかり飲んで!だめですよほらちゃんとお水も飲んで!」


はいはいと返事をしながら目の前でくるくる変わる表情を見る。


今までたくさん悔しい思いも、正しいかどうかわからない選択肢を選んだりもしてきたけれど。それでもその全てがこの子に出会うためだったと思えば、私は昔の自分を褒めたくなる。


ホクホクのじゃがいもは、記憶よりももっとずっと柔らかい味がした。





ブロンシュはご飯を食べている間に寝てしまっていた。最近頑張りすぎだったから、一度しっかりと眠ったほうがいい。おんぶしているので真っ白な髪がサラサラと首の辺りにかかってくすぐったい。


お金を支払おうとすると、代わりに古い指輪が欲しいと言われた。それが代金の代わりらしい。


最近の店にしては不思議な制度だと思いつつ、指輪を渡してドアを開ける。


ドアから出ると、さっきまでの光景は嘘だったかのようにいつもの冒険者ギルドになっていた。


ブロンシュを仮眠室に運んで、気つけ薬をあおって、仕事の続きに手をつける。


今までの異常ダンジョンでの事例や、おそらく必要になるであろう道具たちも。自分が冒険者だった時欲しかった情報や、アイテムをまとめていく。


ここまでやる必要はないのかもしれないが、それでも。私の周りの人だけでも助けられるように。私が後悔しないように。


真夜中にもかかわらず随分眩しい満月が私を優しく照らしていた。

読んでくださってありがとうございました。寒かったのでどうしてもおでんが食べたくて書きました。本当はもっとおでんメインのつもりだったんですが、いつの間にかキャラクターがガッツリ前に出てきて大暴れしていたので、いつかまたおでんが出てくる話をしたいです。晩御飯におでん、いかがですか?


ヴィオレット・ラ・フェ・デ・フルール

だいぶ長生きなので名前も古い。最近はもっぱらヴィオレット・フルールと名乗る。数多くの勇者パーティーや有名なパーティーに参加していたが、理由は人間の国を作った初代の王様と建国後1000年は人間の国を守ると契約をしたから。初めはきっと良い国になると思っていたが、初代王様が掲げた、全ての生き物が生きやすい国からかけ離れ、自分自身への扱いもひどくなっていくにつれ、人間に対してあまりいい感情を持たなくなった。

でも最近心の底から愛せる恋人ができてメンタルもだいぶん安定してきたし、その恋人が無意識に自分のことを救ってくれるのですごく幸せ。恋人が可愛くて仕方がない。


ブロンシュ・セフォルセ

元々白色の髪に琥珀色の瞳、かなり整った顔で両親はいなかったのでかなり生きにくかった。ある時、1人になりたくて山の方に行ったら魔物の群れに襲われて、死ぬかと思っていたら紫色の髪に銀色の瞳のお姉さんに助けられて、自分の顔だけを見ずにきちんと自分自身を見て話してくれたので、その時に一目惚れした。

必死で勉強して、冒険者になって、会話をしたり、ちょっと一緒に出かけたりして自分を知ってもらって、その上でちゃんと収入を得てから告白した。振られても少しでも希望があれば何回でも告白しようと思っていたので一度で受け入れられてとても驚いた。寿命はS級冒険者になった時に見つけたドラゴンの涙でどうにかできる。


勇者パーティーの勇者

心も体もボロボロになっていた時、用事があり自分の村に帰った時に村が燃やされていて完全に心が折れた。村人たちは火をつけろと命令された王家の騎士が、どうしてもそんなことはできないと相談してくれたので、森の中に移住していたが、だからと言って王家を許せるわけではない。幼馴染とはその際に小さく結婚式を挙げた。


勇者パーティーの僧侶

酒が超弱い。そのくせして飲み会やパーティーの雰囲気が好きなのでよく参加してベロベロによっている。

めちゃくちゃ女神様に愛されていたので、死んだ後は女神様の元で働くことになっていた。

だからとても僧侶として優秀だった。おでんで好きな具材はたまごと大根。鶏肉とトマトは好きじゃない。


勇者パーティーのシーフ

元は普通の女子高生。妹と父と母との4人家族だった。学校の帰り道いきなり変なところに飛ばされたと思ったら魔王を殺してこいと言われた。父と母が共働きで忙しいので時々妹と一緒に晩御飯を作って待っていた。

おでんの具材はトマトとじゃがいもが好き。妹は鶏肉とこんにゃくが好き。でも残念ながら異世界にはこんにゃくはなかった。最後には色々あったけどちゃんと元の世界に帰れた。


メイド おでんの締めにも、鍋の締めにもご飯を入れたい


料理担当 基本的に麺が好き

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