49/49
もぎ取って、その後食べて
甘いひとときってやつなのよ人生は。
降り積もる遺灰を溶かして欲しい、
死んでから暇なのよ、
コーヒーにでもして飲んで頂戴。
私が死んでからあなたは、
目先のつまらない女の釣り針にかかって、
悲しくなるわ、
私の代わりは要らないわ、
あなたが私に入れて残した子供みたいに、
私はあなたに残したものあるでしょ?
愛しいと思うのなら、
それをもぎ取って、そのあと食べて。
あなたは自制心がなくて、
また別の女に目が行くの、
別の穴を探してるなら、
そんな事しなくてもいいのに、
怒って私、消化器であなたを殴ったわ、
その時の消化器に私の子宮でも入れて、
愛して愛して。
何かに憑かれてるみたいに、
浮かれてるみたいなあなたも好きよ、
でも、ビビり散らかすあなたも好きなの、
一生恐れて私を恐れて。
私があなたに残したものを、
もぎ取って、その後食べて。
あなたの人生は、
私の人生の半分以上は続くでしょう。
その中で、私の記憶はいつまで残るの?
一年でうろ覚えなんて馬鹿な事はしないでね。
理想は五百年
死んだ後会いに行くから、
それまで忘れないで。
私があなたに残したものも、
もぎ取って、その後食べて。
愛してるならね。好きよ。




