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シャボン玉の少女と妖精の森  作者: よいずみ よもり
18/20

その18 先へ(Part. S)

人と妖精が素朴に暮らしている場所を見つけた。

妖精の園と人間界を繋ぐ場所も選べた。

そして現地で友達もできた。


出来上がった転送陣の前に立って、改めて果樹園を見渡す。

あたしと、サピアと、シャムの三人で。


振り向けば、ハーミアさんと、ライ君と、ドリアードが立っている。

みんな笑顔で、ちょっと一人能天気すぎる笑顔で、あたし達を見送ってくれていた。


「それじゃあここに接点を無事選んで作ってきたこと、園の長様に報告に行ってくるね。」

「いってらっしゃい。どれくらいかかる感じなの(*’▽’)?」

「そうね…向こうでもやることあるから、ちょっとそれは分からない、かも…。」

「そっか…。」「でも!」「-?」


「なるべく早く帰って、きたいな…?」

「ふふ♪ここの支部か、スズちゃんが村に来るときに使った支部で待っているよ♪」

「うん!!」


ハーミアさんに別れを告げると、よし!と腹も決まって、ついに足を踏みいれる。

あたし達が行方不明者扱いにならないようにという手筈も、彼女を通して立ててあった。


「ハーミアさん、ありがとうございました♪ゆきうさぎちゃんによろしくね…。」

「ライ君さんも、ドリアードさんもお世話になりました。」


怖がらずに話せるようになったサピアと、最後まで丁寧なシャム。

そんな二人もお礼を述べて、皆陣の中に入る。


「あ!それと…!」「-ん(*’▽’)?」

「今度帰ってきたら、その恋の話、教えてねっ―( *´艸`)♪」

「ぐはっ(๑°ㅁ°๑)!!」


面白い反応のハーミアさんを置いて、あたし達は転移する。

ぶわっと虹色の光が周囲を包んだ次の瞬間にはもう、眼前に妖精の園の景色が広がっていた。


―ありがとう!

またね!




その18 終

ひとこと事項


・妖精の園の長

どうやら妖精の園には長たる存在がいるようだ。

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