魔理沙の魔法
なんやかんやで次のゲームが始まった。
魔理沙vs美鈴
先攻は美鈴だった。
「そういえば、さっき言っていた。愛のお陰ってのは?」
「愛がパチェパチェが待っているって言ってたから正気が戻ったの。まあ、呪い?のせいで愛を倒しちゃったけど」
小悪魔は言った。
「そういえば愛は?」
僕は聞いた。
「愛なら外の空気を吸いに行ったわ」
霊夢が言う。
「負けてしまったのに…」
咲夜は呟いた。
「咲夜よく考えなさい。愛みたいに勝てなくても救えるかもしれないのよ。これは意味のあることじゃないかしら?それに、まだ4戦あるわ」
パチュリーは言った。
「それもそうね。必ずお嬢様を私は救うわ」
咲夜は言った。
「そういう話もいいけど、少しは今頑張っている魔理沙のことも考えたら?」
アリスは言った。
今の所ほぼ互角。まだ序盤だしこんなものである。空白だって結構あるのでまだひっくり返る。
魔理沙の番で動こうとしたその時だった。
美鈴は光り輝く何かを放った。
「ちょっと、それはずるくないか?」
「弾幕使っちゃいけないルールなってないでしょ?それとも魔理沙さんは不利になるからいやですか?」
美鈴は言った。
「いいぜ、受けてやるよ!」
…待てよこれやばくないか。
僕は勝てるのか?こんな訳の分からない弾幕や、光線を撃ってくる者に…フランだって絶対何か能力がある。自分にはあるのだろうか?でも考えても分かるわけないよなあ。
「多分魔理沙勝ったわね」
アリスは言う
「油断出来ないけど多分ね」
咲夜さんは言った。
「どうしたの?上海?」
アリスは聞いてきた。
「いえ、あのフランさんってどんな能力使うんですか?」
そう言った瞬間みんなの顔色が変わった。
「別にいいわよ、彼が負けても私と霊夢でカバーするわ」
咲夜は言った。
なるほど強いってことか。でも、勝つ!勝たなきゃ…
「それで…能力は…」
「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」
パチュリーは言った。
ああ。なるほど。
「ゲームセットWINNER魔理沙」
少女は言った。
やっぱり魔理沙は勝ったみたいだ。
美鈴を抱えて来た。
「ごめんなさい咲夜さんお嬢様…」
目をつむったままそう言った。
「許さないって言いたいけれど私の方が迷惑かけたから言えないわよ」
咲夜は言った。
「わたしは忙しいの。早く上海来なさい!」
怖いなあ。でも、勝たないと!
次回予告
美 流石魔理沙さんですね。弾幕では勝てませんよ
魔 特訓の成果ってやつだな
美 何をしたんですか?
魔 腕立て、腹筋、スクワット、etcそれぞれ100回
美 筋トレなんですか…次回『吸血鬼の力』




