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おつかれさま  作者: 氷蓮
3/5

響いた声

ご無沙汰しておりますm(_ _)m




ーーーて!おーい!

おーい!おーい!


おーい!起きて!目を覚ましてよー

このままじゃホントに死んじゃうよ?!




声が聞こえる。いや、聞こえるなんて生易しいものじゃない。耳を突き刺すくらい大きな声が頭に響いている。大声で叩き起こされて、頭がいたい。


というか、人、いたんだ。

あれだけ探し回っても、誰も見つからなかったのに…

でも、良かった。これで何とかなるはず!





うっすら目を開けて辺りを見回す。すると、倒れる前に見た木々に囲まれた変わりばえしない景色が広がっているのが分かる。


声の主を探してみたが、辺り一面には誰もいないように見える。先ほどの声は気のせいだったのだろうか。死ぬ間際の幻聴だったのか。迷惑なほど大きな声で脳を揺さぶってくれたのに。





おーい!

あ、やっと起きた!




また声が聞こえた。

でも、相変わらず周りには誰もいない。




アハハハハ

そりゃそうだよ!

僕の声は頭の中で響いてるだけだから。

姿が見えるわけないよねぇ…


誰⁈


声が聞こえたと思ったら、声の言うとおり頭の中に響いているようだ。

何だか変な感覚である。



やっと分かってくれた。

これで話ができるねぇ…

今からこの状況を説明するよ。

疲労と空腹でつらいだろうから、簡単にね!詳しくは、また今度説明するよ。



まずは、ここは君がいた世界じゃないってこと。ここはスティアっていう世界なんだ。君がいた日本もなければ、地球っていう惑星(ほし)もない。


嘘でしょッ⁈

ただの森でしょっ!

緑豊かだとは思ったけど、そんな森も日本の何処かにはあるはずよ!



あるかもねー

でもここはスティアだ。

精霊もいるし、魔力も漂っている。

これは君の世界とは、決定的に違うことでしょ?

ここは魔法のある世界なんだ。



そ、そんな…





とりあえず、僕の家に行こうか。空腹も限界でしょ?

この森には、昔使ってた隠れ家があるから。



うそ、でしょ…

ありえない

ここは地球よ!日本よ!

家族もいるし、友達も、同僚もいるのよ!

そうよ、仕事だってあるわ!

そうよ。そうに違いない。

混乱させるためのウソに決まってるわ!




いい加減、現実を見なよ。

だいたい、なんで君を混乱させる必要があるのさ?仕事鞄しか持ってない君を。




ありえない…

ありえない。ありえない。ありえない。ありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえな



ここはスティアだ。否定しても変わらない。




ウソよ。ウソよ。ウソよ。いやああああああああああああああああああああああーーーーーーー…


ここまでお読みいただきありがとうございました。


主人公錯乱中

非現実的なこと言われたら、こんな風になるのかな?と想像しました。

ので、無駄にいっばい叫んでます。笑

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