初恋
短編投稿
続きは書くか迷ってます・・・
「あんなやつ、ただの暇つぶし。だいたい、罰ゲームでもなきゃあんなのと付き合ったりしないだろ」
教室の影での一こま
私は廊下のドアでその台詞を聴いてしまった
おそらく彼の言う通りなのだろう
私はクラスでも浮いた存在
そんな私に3ヶ月前告白してきた男子
彼はクラスでも人気者でたくさんの友人達と毎日を過ごしているような人だった
そんな眩しい彼が私を好きだと言う
舞い上がった私はもちろんOKして付き合うことになった
告白してきた彼の苦々しい顔を私は見逃していたのだ
「りゆ。帰るぞ」
彼が私を呼ぶ声が好きだった
「何ちんたらしてんだよ。ほら、かばん持ってやるから早くしろよ」
口は悪いときもあるけど、私を女の子として接してくれる優しさが好きだった
「なんだ?そんなにじっとみつめてきて・・・」
不思議そうにしている顔も、
「変なりゆ」
少し笑った顔も
「ほら、日がくれる前に帰るぞ」
照れて、私の手を引いてくれるところも
私はあなたが好きでした