『ゴミ掃除』と、新たな『渇き』(ハーレムの拡大)
「―――いやあああっ!!」
私の悲鳴は、無情だった。 聖女ルナと、女騎士エルザが、私を「ゴミ」を見る目で挟み撃ちにする。 かつての仲間が、今は私にとって最強の「敵」だった。
「やめて! 触らないで!」 「汚らわしい。その口で、ご主人様(ユキヤ様)の名を呼ぶな」
ルナが放つ【聖光】が、私の聖剣を(魔力不足で鈍った)私ごと吹き飛ばす。 エルザの剣が、私の首筋、ギリギリで止まった。
「……アリア。これが、あなたと私の『差』です」 「なっ……」 「あなたはプライドに固執し、『力』を拒絶した。私はプライドを捨て、『力(ご主人様)』を選んだ。……あなたはもう、私より『弱い』」
エルザの瞳は、ユキヤの魔力に満たされ、自信に輝いていた。 私とは対照的に。
二人は、私を文字通り「ゴミ」のように宿屋から引きずり出し、夜の冷たい路地に放り投げた。 私の仲間――女魔術師セシリアと女僧侶クロエが、ちょうど私を探しに来たところだった。
「アリア様!?」 「ひどい……誰にこんな……!」
二人が私を助け起こそうとする。 その時、宿屋の二階の窓が開き、三人の影が現れた。
ユキヤ。 そして、その両腕に抱かれるように寄り添う、ルナと、エルザ。
ユキヤは、まるで王のように、泥水にまみれた私を見下ろした。
(視点:ユキヤ)
「……アリア様。あれは……ユキヤ、では?」 「それに……エルザ様と、あの銀髪の聖女……!? なぜ、あんな親密な……」
アリアの仲間、セシリアとクロエが、下の路地で呆然と俺を見上げている。 ちょうどいい。 見せつけてやるか。
俺は、アリアを「処理」してきたエルザの顎をクイと持ち上げた。 エルザは、戦闘後の興奮と、俺に褒められたいという欲望で、頬を上気させている。
「よくやった、エルザ。『ゴミ掃除』ご苦労だった」 「は……はい! ユキヤ様の、お役に立てて……光栄です!」
「褒美をやる」
俺は、アリアたち(・・・)が見ている前で、エルザの唇に、深く口づけた。 そして、そのまま【濃密魔力注入】を「口移し」で流し込んだ。
「ん……んん……っ!?」
エルザの体がビクンと跳ね、抵抗するどころか、俺の魔力を貪るように首に腕を回してくる。
「ぁ……あ……っ! ご主人様の『魔力』が、また……口から……いっぱい……! ぁん……!」
最強の女騎士が、宿屋の窓辺で、あろうことか「敵」であるアリアたちの目の前で、俺の「注入」によって快感に身をよじっている。 聖女ルナも「ご主人様、ずるいです。ルナにも……」と俺の背中に甘えてくる。
この光景は、下の三人に、決定的な「現実」を叩きつけた。
「……あ……」
アリアは、嫉妬と屈辱に顔を歪め、ついに泣き崩れた。 自分が拒絶した「快感」を、ライバルが独占しているのだから。
だが、問題は、残りの二人。 女魔術師セシリアと、女僧侶クロエ。
二人の顔から、アリアへの同情が消えていた。 彼女たちは、アリアと同じだ。 ユキヤ(俺)を失い、パーティーは弱体化し、その体は魔力ポーションでは癒えない『渇き』に苦しんでいる。
今、彼女たちの目の前で、エルザが、ユキヤの「たった一度」の注入で、魔力に満ちあふれ、快感に恍惚としている姿を見せつけられたのだ。
(……ゴクリ)
セシリアの喉が、鳴ったのが分かった。 クロエも、自分の唇を無意識に指でなぞっている。
(……欲しい)
彼女たちの本能が、叫んでいた。 (私たちも、アリア様のように『乾いて』いる) (あの『魔力』が欲しい) (あの男に『注入』されたい……!)
俺は、エルザの唇を解放し、舌なめずりをした。 そして、下で見ている「新しい獲物」二匹に、笑いかけた。
「――セシリア。クロエ」
二人の肩が、ビクッと震えた。
「お前たちも、ずいぶん『乾いて』るみたいだな」
俺は、アリアが捨てた、あの「手」を、二人に見せつける。
「あの愚かな女勇者を捨てて、俺のところに来るか?」 「そしたら――お前たちにも『注入』してやる。こいつら(ルナとエルザ)が喘ぎ狂った、この『濃い』魔力をな」
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