絶望の目撃者(お前はもう『用済み』だ)
―――「私の、新しい『ご主人様』……」
ドアの向こうから聞こえてきたのは、信じられない言葉だった。 あの、王国最強の盾と呼ばれた、誇り高き女騎士エルザ・シュトライクが、甘く、蕩けきった声で、男に「ご主人様」と。
そして、その男は――ユキヤ。 私が「生理的に無理」と罵り、すべてを奪って追放した、あのゴミのはずの男。
―――「愚かな『女勇者アリア』のパーティーを、お前の手で潰してこい」
ヒッ……!
全身の血が、凍った。 ダメだ。聞きたくなかった。
私がこの安宿を突き止め、震える手でドアを叩こうとした、まさにその瞬間に。 なぜ、エルザがここにいる? なぜ、ユキヤにひれ伏している?
混乱する私の前で、ゆっくりと、ドアが内側から開いた。
「……何の騒ぎだと思ったら。ああ、アリアか」
そこに立っていたのは、ユキヤだった。 私が知っている、あの卑屈な雑用係の顔ではない。 すべてを見下し、支配する「王」の顔だった。
そして、私は見てしまった。 彼の背後、部屋の中の光景を。
「あ……ご主人様、この女が……?」
ユキヤの腕に、一糸まとわぬ姿(のように見える)の聖女ルナが、官能的に絡みついている。 そして、床には。 ついさっきまで快感に喘いでいたのであろう、頬を上気させ、瞳を潤ませたエルザが、恍惚とした表情でユキヤを見上げていた。
部屋には、濃密な魔力が充満していた。 あの日、私が「不快」だと拒絶した、ユキヤの魔力の「匂い」。 だが、今、私の『乾き』きった体は、その匂いに本能的に反応してしまった。
ゴクリと、喉が鳴る。
「エルザ……!? なぜ、あなたが……! そいつに何をされたの!?」 私が叫ぶと、エルザはゆっくりと立ち上がった。 その体は、もう私の知る騎士のものではない。 ユキヤの魔力で「満たされた」、『メス』の体だった。
エルザは、私を哀れむように見つめた。 「……アリア。あなたは、分かっていなかったのですね。この方(ユキヤ様)の『魔力』の、本当の価値を」 「なっ……!?」 「私は今、この方から『注入』を受け、生まれ変わりました。もう、あなたの知る私ではない。……私は、ユキヤ様の『眷属』です」
エルザの言葉が、私を突き落とす。 私と肩を並べていたライバルが、今や、私が捨てた男の「奴隷」に成り下がっている。 いや、違う。 彼女は、絶望ではなく「幸福」の顔をしていた。
「ユキヤ……!」 私は、ユキヤにすがりつくしかなかった。 「嘘よ、こんなの! あなたがエルザに何をしたの!? 戻しなさい! その力は……その『注入』スキルは、私たちのパーティーの……私のものだったはずよ!」
そうだ。 あいつは私の『道具』だったはずだ。 それがなぜ、私のライバルを抱き、私に牙を剥いている?
ユキヤは、心底つまらなそうに、私を見下ろした。
「アリア。お前はまだ勘違いしている」 「な、なに……?」 「お前は、俺の力を『生理的に無理』と言った。……その通りだ。お前のような『乾いた』女には、俺の魔力は過ぎたものだった」
ユキヤは、エルザの腰を乱暴に抱き寄せ、見せつけるようにそのうなじを撫でた。 エルザが「ひゃんっ……!」と甘い声を上げる。
「だがな。エルザは違う。彼女は、自分の『渇き』に素直だった。自分のプライドを捨ててでも、俺の『魔力』を懇願した」
「あ……う……」 言葉が出ない。 私が「捨てた」プライド。 私が「拒絶」した快感。 それを、エルザが……?
「だから、俺はエルザに『注入』した。お前が拒絶した、この『濃密』な魔力を、彼女の『奥』の奥まで、満たしてやったんだ」 「や、やめ……やめて……!」
聞きたくない。 私だけが知っていた(と思っていた)あの感触を、他の女が、それもエルザが、私以上に味わっている。 その想像が、私の心を嫉妬で焼き尽くした。
「ユキヤ……! わ、私が悪かった! お願い……! 戻ってきて……!」 プライドも何もない。 私は、あの頃のように、命令するしかなかった。
「私にも『注入』して! 今すぐ! 私の体も『乾いて』いるの! あなたの『魔力』が必要なのよ!」
私は、自分の口から、かつてあれほど嫌悪した男に対し、セックスをねだるような言葉が出ていることに、気づかなかった。
ユキヤは、冷たく笑った。
「……今更かよ」
彼は、聖女ルナと、女騎士エルザの両肩を抱いた。 二人の最強の女は、俺の「所有物」だ、とでも言うように。
「悪いな、アリア。お前はもう『用済み』だ」 「え……?」 「お前が俺を『捨てた』んじゃない。俺が、お前を『捨てた』んだ」
ユキヤは、最後に、絶望する私に宣告した。
「ルナ。エルザ。……この『ゴミ』、邪魔だ。捨ててこい」
「「はい、ご主人様」」
最強の聖女と、最強の女騎士が、冷たい目で、私に近づいてくる。
「いや……いやあああああああああっ!!!」
私の絶望の叫びは、安宿の廊下に虚しく響いた。
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