第8話:PC現像会:魔法の光とデータの真実
先日の撮影会で撮りためた写真を見返している凛ちゃんは、α99IIで撮った写真は、高性能なはずなのに「思ってたんと違う…」て感じとったんや。色がなんか変やったり、全体的にぼやけて見えたりする。
そこへ、葵ちゃんと白石OBがやってきて、「撮りっぱなしじゃもったいないっすよ!」「デジタル現像でデータに魂を吹き込むんです!」て提案してくれたんや。鳥坂OBは「デジタルなど邪道!」て騒いどるんやけど、興味津々の凛ちゃんを前にして、しぶしぶ黙認しとる。
部室の片隅に設置された、高性能なパソコンと、何やら特別なモニター。葵ちゃんと白石OBは、レタッチソフトの画面を前に、**「トーンカーブ」「ホワイトバランス」「ノイズリダクション」**とかいう、専門用語を交えながら手際よく操作し始めたんや。
凛ちゃんは、魔法みたいに写真の色や明るさが変わっていく様子に驚くんやけど、彼らの説明が全く理解できへん。どのボタンを押せばいいのか、何がどう変化するのか、もう思考がフリーズしてしもた。
特に、凛ちゃんの撮った写真が全体的に黄色っぽかったり青っぽかったりするのを見て、白石OBが「これは**ホワイトバランス**が適切ではありませんね。光の『色温度』を理解すれば、正しい色を再現できます」て説明してくれたんや。葵ちゃんがレタッチソフトでホワイトバランスを調整すると、写真の色味が劇的に変化して、肉眼で見た通りの自然な色合いになったんやで。凛ちゃんは「わぁ!魔法みたい!色が全然違います!」て、心底感動しとる。
鳥坂OBは「フン!加工で色を変えるなど、光画に対する冒涜よ!フィルムは一発勝負の芸術なのだ!」て相変わらずの主張や。せやけど、白石OBが「部長、フィルムも現像液の成分で色味は変わります。厳密には純粋な色ではありません」て論理的に反論したら、珍しく黙ってしもたんやで。
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最初はPCでの現像を「写真を弄り回すなんて…」て抵抗を感じとった凛ちゃん。せやけど、彼女の撮った失敗作のような写真が、レタッチによって劇的に魅力的になる体験をしてしもた。完璧な写真とは、撮影時だけでなく、現像という工程でも作られることを知り、デジタルの写真表現の奥深さに触れたんや。
【次回予告】
鳥坂零OB: 「いいか、光画ってのはな、多重露光で時間を重ねる、時空を超越した芸術よ!一枚の写真に、幾重もの魂を焼き付けるのだ!」
綾瀬凛: 「え、えーっ!?一枚に何枚も写真重ねるって、なんかズルくない?でも、失敗しても何枚か撮ったことにできるなら、私にぴったりかもしれへん!次の話、私、ズル賢くなるん?」
綾瀬凛: 「【次回予告:光画部、電車を追いかける!?】」




