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第7話:光画論争勃発!フィルム vs デジタル

 ある日の部室は、いつになく熱気を帯びとったんや。鳥坂零OBが、古びた写真プリントを掲げて「フィルムこそ光画の魂よ!この光の粒子が躍動する様を見よ!」て、いつものように熱弁を振るっとったんや。


 そこに、どこからともなく、すらっとした男性が現れたんや。彼が手にしとるのは、なんかめちゃくちゃハイスペックそうなノートパソコン。そう、彼こそが、今日から光画部に顔を出すようになったデジタル派OBの**白石蓮**さんやったんや。「部長、感情論は結構です。デジタルは人間の視覚では捉えきれない膨大な情報を記録し、それを解析することで、肉眼を超える真実を提示するんです」て、冷静に反論しとる。


 白石OB、実は以前からたまに部室に顔を出してて、楓ちゃんや葵ちゃんとは軽く言葉を交わす程度の面識があったんや。


 佐藤葵: 「あ、白石先輩、久しぶりっすね!」


 白石蓮: 「ああ、佐藤君。今日も部長の熱弁は健在のようですね。」


 その時、明るい声とともに、もう一人の女性OB、**青木咲良**さんが入ってきたんや。彼女はスマホで撮った「映える」写真を提示して、「結局、多くの人の心を動かすのは、こういうエモさっすよ!」て、満面の笑み。葵ちゃんも「そうそう、いくら画質が良くても、見てもらえなきゃ意味ないっすからね!」て同意して、論争は一気にヒートアップしたんや。


 鳥坂OBは「デジタルなど光を電気信号に変換するだけの偽物!」、白石OBは「データこそが真実!」、青木OBは「SNSでの共感が光画の価値!」て、それぞれの主張をぶつけ合うもんやから、部室はもう大混乱や。


 凛ちゃんは、それぞれのOBの主張に、理論と感情の両面から挟み撃ちにされて、頭がパニック寸前や。「魂?データ?エモさ?完璧って…何なんですか!?」て、自分の追求する「完璧な写真」が何なのか、ますます分からへんようなってしもたんやで。

 【次回予告】

 鳥坂零OB: 「いいか、光画ってのはな、レタッチ(しゅうせい)で光を自在に操る、禁断の秘術よ!デジタルは加工の闇に堕ちるのだ!」

 綾瀬凛: 「え、えーっ!?加工って、なんかずるいことしてるみたいやん!でも、私の写真、いつも変な色になるんやけど、もしかして、加工したら良くなるん?次の話、私、魔女になるん?」

 綾瀬凛: 「【次回予告:優等生、デジタル魔法を学ぶ!?】」



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