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ハルカの季節  作者: 杞憂
6/23

ハルカの決断

テスト週間終了!!!


投稿が凄い遅れてすみません。


では、どうぞ。

杞憂ワールドへWelcome!

「悠。貴方と話し合いたいたいことがあるの。」

何なの?話したいって?

聞くと母は腕を伸ばし僕の目の前で人差し指と、中指を立てた。

つまり、Vサインをした。



「………どうしてVサインするの?母さん。」

それを聞いて母は「は!?」と驚嘆をあげ、急に顔を赤くして、

「ち、ちが、、違うわよ!Vサインじゃないわよ!」そう言うと母は指を自分の背中に引っ込めた。

母はまだ若く見えるせいか、何故かこの動作が可愛く見える。

(てか、何歳だよ、この人は)

見た目20代前半に見えるけど


そんな事考えてると母はいつもの母に戻っていて、語りだした。


「本題に移るけど…」そしてまた母は中指と人差し指を立てて、

「『聞きたい事』と、

『決めなくちゃいけない事』の二つが話したいことなのよ。」

「良いよ。話し合おう」

即答だった。

それは母が僕の為に母が考えてくれてくれているからだ。

人の親切は無下には出来い、ましてや、親だから余計に出来ない。いや、してはいけないだろう。



「まず、初めに『聞きたい事』を聞くわね。」

と言うと、母は床で死んでいる父を揺さぶって起こそうとするが、反応が無い。

だが、さっきから父は小さく囁くように、

「母さん………階段位自分で歩けるから…………ひ、引きずり回さないでよ。

痛いよ………」

と嘆いていると、

「早く起きなさい。お父さん。早く起きないと階段引きずり10往復するから…」「さて、悠。話の続きをしよか」

いつの間にか父は母の座ってるソファーに並んで座っていた。

………………………………………………さっきまではそこで死んでたくせに……

でも、まぁ

(この二人は案外芸人に成れるかも知れないな〜)

そう思うと

『それは無いな』

と二人が声を合わせて僕にいい放った。

「え?僕今喋ったっけ?」そう言うと

「言わなくても何かなんと無く解っちゃうわね。」

「そうだな。悠は顔に出やすいか何かなのか?」

……いや、そんなこと聞かれても解らないよ!!



僕が呆れて、はぁ〜、と

ため息を溢すと二人はそれを察したのか脱線していたレールを元に戻した。



初めに母が、

「『聞きたい事』は貴方の、じゃなくて、『貴女』が起きた時の体の変化と

今現在の体の変化が聞きたいの。」

「どうして?だってその薬は男を女に変えるだけじゃないの?」

と言った時、

「あっ!」と声をあげてしまった。

そういえば、僕は父から錠剤の容器を見せてもらったんだ。

「確か栄養材…だっけ?

作りたかったの。」

と聞くと、

「そうだけど、今は質問に答えて」

母はいつにもなく真剣な表情でこちらを見てくる。

そして、その隣の父もいつも笑ってる表情が真剣な顔一色に染まっていたので、僕も少し真剣に応えることにした。

「起きたときは体が軽いとは感じたけど、何か、

すぅ〜て感じ。あと…」

『やったぁぁ!!!成功だぁ!!』

二人は凄い喜んでいた。

話がまだ途中だったのに……まぁ、良いや。喜んでるし。

でも

「何で僕は女の子になったの?薬の作用じゃないんだよね?」



するとまた二人は顔は変化する

「すまん、それはどうか解らない。」

「色々研究不足ね。私たち」

「そんなこと無いよ、二人とも。元に効果があったし。」

素直の気持ちを言うと

ありがとうとふたりが言った。



すると父が何か思い出したように

「おい、母さん。あの事についてそろそろ話さないか?」

そんなことを言っているが、母は父が何の事を話してるか一瞬解らなかったらしい。

でも、すぐ思い出したようで、あぁ〜と声を上げた。


「あぁ〜、すっかり忘れたわ。

あと一つあったのよね。」「何だっけ?確か『決めなくちゃいけない事』だったっけ?」

僕がそう言うと母はとても真剣な表情に戻った。しかし、その真剣さはさっきとは違って、何て言うか

この部屋の空気が重くなるような真剣さなのだ。



「そうよ、それで『この決めないといけない事』は

貴女、『天崎悠』としての運命の別れ道と言っても良いわね。」

「どういう事なの?母さん。」

「母さんとお父さんで話してたんだけど、学校はどうするか迷ってたのよ。

貴女を転校させるかどうかについて。」



……え?何?まじで?

転校?

嫌だよ!嫌に決まってる!

「ちょ、ちょっと何で転校しないといけないの!?」「仕方無いでしょう。

今貴女は『天崎悠』であると同時に『天崎悠』では無いのよ。

もし、学校で貴女が貴方と解ったら、きっと友達も

他の生徒、先生にいつもと違う対応をされてしまうわ。

それは良い対応では無いものだと思うと、お母さんは『貴方』に傷付いて欲しくないの。それはお父さんも同じ事なの。」

そう言うと父はただ無言で頭を縦に振る。



確かに二人の意見は正しい。でも、正しいからって僕は受け入れられない。

否受け入れない!

僕は今の学校生活に満足している。

友達との会話も楽しいし、自分の席でゲームするのも楽しい。


何より、ここでの生活が大好きなんだ!!




僕は決意を固めて

「父さん、母さん!

僕はそれでも転校したくないんだ!!!」

二人驚いたような顔をしたが、またより一層表情を難く[かたく]した。



そして、この話題になって口を開けなかった父が

「………本当に、それでいいんだな?」

僕は黙って首を縦に振る



すると父はため息をして、いつもの優しい表情に戻り「………そうかぁ、わかったよ。悠がそこまで言うなら転校の話は無しだな!!ハッハッハ。」

「はぁ〜、父さんったら。でも、良いわ。悠が良いなら転校はやめましょう。」「父さん、母さん、本当にありがとう。」

僕は嬉しく少し目頭が熱いよ。

何でだろ。女の子になって涙脆くなったのかな?



僕は転校せずにすんだので安心した。ふとリビングの掛け時計を見た。

時刻

09;55



起きてから三時間ちょっと経ったところだ。

そこで漸く[ようやく]気付いたが、彼方はもう学校へ行ったらしい。


彼方は僕を起こしてくれるつもりだったらしいが父さんが代わりに起こすと言ったら彼方は素直に学校へ行ったらしい。


それから数分後

僕は自分の部屋に戻り、

自分の勉強机に座り引き出しからPSPを取り出た。学校を休んでしまったので、この時間が暇で暇で仕様がないのだ。

僕は早速、モ〇ハンで

ティガ〇ックスを狩りに行く。

でも、ゲームの最中に鏡中の『自分』が視界に入ってくる。



これが自分なのかと今でも思うよ。そして、何も考えず鏡に写るのは虚像だけを見ていたら、いつの間にかクエスト失敗していた。





結局僕はゲームをあれから数時間連続でやっていたみたいで、気付いたら日が傾き、辺りの家々の屋根は茜色に重ね塗りされたみたいだ。

時計を見ると


時刻

16;38


そろそろ彼方が帰って来る時間だろう。

でも、僕はゲームを止める気はなく、そのままやり続ける事にした。

週に一、二回のペースで

投稿すると思います。



杞憂は今文に余り自信が無いので感想を頂けると

とても嬉しいです。



そして、杞憂のマイページの活動報告を見てください!!

杞憂の新しい世界を見せたいと思います!



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