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第7話 水源の確保

ミシェル、ミシェル!


この声は………。


ミシェル、助けてくれ。


これは夢なのかしら。


僕は今、………。


ちゅんちゅんと、小鳥の囀りでミシェルは目を覚ました。


「………夢?」


王子、アーロンの声が聞こえた気がしていた。無理もない、転生前からずっと好きだった。誰にでも優しくて素敵で、でも、どこか私を見てくれていなかった。そんな彼が気になるのだろうか?


そう考えていると部屋のノックがなった。


「お嬢様!おはようございます!」


「おはよう。ローズ。」


ローズに着替えを手伝って貰って朝食をとりにダイニングへと向かう。


「今日は畑で取れたお野菜でミネストローネを作ってみましたの。いかがでしょうか?」


「……んっ。美味しいわ。ありがとう。」


「よかったです。」


「料理長も連れて来れたらよかったんですがね。」


「まあ、そう言う訳にも行かない事はあるわ。それより、今日も張り切って荒野をたがやして行きましょう!」


「「はい!」」


外へ出るとモンスター達が集まっていた。


「こんなに大勢どうしたの?」


「があ!(皆野菜が食べたいって言ってる!手伝う!)」


「あら、ありがとう!」


そうしてさっそく畑を耕しにいくミシェル達。自給自足はほぼできるようになってきた。しかし、問題は山積みである。水源の確保が難しい事だ。農地に使っている水は雨水だったり、遠い川から使用人達が必死に運んで来たものである。このままではいけない。どうするべきか考える。ふとラナが開けた亀裂が気になった。


「これ……」


「お嬢様、危ないですよ。」


「……川から水を引けるかもしれないわ!」


「え?!」


ミシェルはさっそく川まで行くと地面を殴り始めた。


「はぁ!!」


地面は割れて亀裂が走る。そこに水が流れていく。ミシェルはどんどん亀裂を作って小屋の近くにオアシスを作ることまでできた。これで水に困る事はない。怪力が役にたったのだ。


「お嬢様!すごいです!」


「ありがとう!」


読了ありがとうございます。


少しでも面白いと思っていただけたら『ブックマーク』と、評価の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしていただけると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いします。

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