第15話「運命ならば……」
お城が破壊されてしまったのでそれを修理する間に国王は離宮へと移るらしい。
「ミシェル、気が変わったりしていませんか?」
「申し訳ありません。ロン様。私にはアーロン様がいらっしゃいますので、ロン様のお気持ちには答えられません。」
「そうですか。」
ロンは、国へ帰り、魔族の強制移住区をやめさせると言って隣国へと帰ってしまった。アーロンは嬉しそうだったが、ミシェルは少し寂しく思った。
「ミシェル、沈んでいる所にさらにバッドなお知らせなのけど……」
「?」
「城の修理を手伝ってほしいんだ。父上がミシェルの作ったレンガの小屋を見てミシェルしかいない!と、思ったらしい。」
「ええ、もちろんですわ!」
お城の修理は他方から色んな人が来て手伝ってくれた事もあり、1ヶ月で再生した。
ガビーは再び、前世の記憶を忘れてしまったらしく、ガビーとして友達でいてくれた。城の修理記念の舞踏会にはたくさんの魔族を呼んだ賑やかなものとなった。
「ミシェル、一緒に踊ろうか?」
「はい、アーロン様!」
この舞踏会は魔族と人間の記念すべき友好の証として、歴史に残るのだった。ミシェルは舞踏会が終わった次の日、レンガの小屋へと戻った。
「もん……。」
もんのお墓を作ってあげることにした。ミシェルの作ったお墓はとってもかわいいものになった。
「ミシェル。」
「アーロン様?何故ここに?」
「君を探しに来たんだよ。屋敷に行ったらここだって言われてね。」
ミシェルはすこし寂しそうな顔をしていた。
「ミシェル、きっと、もんも、転生するさ。また、会えるよ。きっと。」
「アーロン様、…………そうですわね!」
こうして2人はもんのお墓の前で祈った後、お城へと戻っていった。
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今回で最終回となりますが、評価、ブックマークによっては続編も検討中です。
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