第11話「別れの時」
「アーロン様!ロン様!」
ミシェルがたどり着いた時、そこには2人が倒れていた。
「そんなっ!?」
「そんな剣ごときで我は倒せん!!」
それをみてミシェルもローズも唖然として声が出なくなった。
「お前達はこの我を怒らせた!ここで消しくずになるといい!!」
ラファエルの魔力が高調する。そして、大きなまがまがしい光の玉がラファエルの頭上に現れた。
「ミシェル様!あれを食らえば死んでしまいます!いえ、死ぬなんて物じゃない!国が消し飛びます!」
「う、嘘……」
ミシェルとローズ、アーロン、ロンは絶望した。光の玉は更に大きくなってゆく。王の間の天井は吹き飛び曇った空が見える。雷はゴロゴロとなり、風はびゅーびゅーと辺りを駆け抜ける。
「くらうがいい!!」
ラファエルの声でそれは投げられた。ミシェルもローズも死を覚悟した。
「があ!」
そこにもんが現れて首飾りをとって、突進して行く。
「もーんーーー!!??」
「がぁあお(今までありがとう)!」
そう言ってもんはその玉にぶつかる。光が溢れてしばく音が止んだ。ラファエルの光の玉は跡形も泣く消えていたのだ。そして、もんも…………。
もんの、兵器としての封印をとくには首飾りを外す必要があったらしい。ミシェルは残った首飾りを拾って泣いた。
「もん……」
「ば、ばかな……我の攻撃が……」
ラファエルはエネルギーを消費しすぎたらしく動けないようだった。
「よくも!よくも、もんを!」
「憎いのか?我も憎い、人間が……」
ミシェルはラファエルへと突っ込む。
「はぁ!!」
思いっきり殴り飛ばした。しかし、ラファエルは殴られたぐらいでは倒れない。
「今です!アーロン様!ロン様!」
ローズが2人を回復してくれた。2人もラファエルへと切り込む。だが、全く倒れないし、切れない。
「今が、チャンスなのにっ!」
攻撃が全く通らないのである。ミシェルは怪力で殴りまくるが、ダメージを受けているようにはみえなかった。ロンとアーロンもなんとか斬ろうとするが切れない。そうこうしているうちにラファエルが徐々に動き出しはじめる。
「絶望せよ。そして崇めよ。我こそ真の魔王なり!!」




