第6話「新たな世界」
数日後、国王からの勅書で帰って来てもいいとの事が書いてあった。否すぐに帰って来るようにとの事だった。一体どうしてそうなったのかアーロンにもミシェルにもよくわからなかった。馬車で走って帰る。
「それにしてもあのモンスターは一体なんだったんだろう?どこかで見たような……。」
「そうですよね。気になりますわ。」
アーロンがふと口にした言葉にミシェルも賛同した。ミシェルはもんが酷い目に合ってないか気が気でない。
「無事を祈るしかないですね。」
「いや、さっきから気になったいたが何故、君までいる?!ロン!!」
「私はミシェルが心変わりするまでどこまでも付いていきますよ。」
ロン様は少しストーカー気質なのかもしれないと思うアーロンとミシェルだった。
王城にて国王に呼ばれて王の間へと案内された。ロンは客室で待つことに。
「よく帰ったアーロン。そして、ミシェル。本来なら王子として、人としてアーロンが成長するまで帰って来させるつもりはなかったのだが、緊急事態になったのでな。
今回呼び戻したのは、禁忌の魔族が上位魔族の手に渡ってしまったからだ。2人で力を合わせて取り返して貰いたい。」
「禁忌の魔族?」
「ミシェルは初耳だろうね。僕も魔法書でしか見た事が…………ああ!!??」
「???どうされました?アーロン様?」
「もん!もんだよ!」
「もんがどうしました?」
「どこかで見たと思ったら禁忌の魔族って!もんにそっくりなんだよ!」
「?!でも、何故禁忌の魔族が上位の魔族に渡るといけないのですか?」
国王は重い口を開いた。
「禁忌の魔族は兵器そのもの。今は封印されているが、その封印をとけば国1つ滅ぼすことなど簡単なのだよ。」
「でも、確かあれは王城の地下室に保管されて居たはずでは?」
王曰く、とある2人組の魔族が秘密裏に侵入して奪って言ってしまったらしい。
「上位魔族の中には勇者の子孫の国をよく思わないものもいる。今回、禁忌の魔族を盗みだした2人組は新たな王朝を立てるために兵器を欲した。このままではこの国は……」
どっかーーんっ!
突然大きな音がなったかと思うと城が大きく揺れる。城の外を慌てて見るとそこにはこないだあった上位魔族達がいた。魔族の声が魔法で国中に響く。
「聞くがいい!人間共!我々は魔族王朝再編派の上位魔族である!今、貴様達は死の危機にある!我々は国を滅ぼす兵器を手にいれた!死にたく無ければ王城を明け渡し、我らの新たな王を玉座に向かえいれろ!新たな世界はもうすぐだ!!」
その2人組の女の方の手には衰弱したもんがいた。
「もん!」
もんは衰弱していてピクリとも動かない。ミシェルはもんを助けようとするがアーロンに止められた。
「ダメだ!今動けば兵器を使われかねない!」
「そんな……、国王様、どうされるのですか?」
「…………明け渡すしかないか。国民の命には変えられない!」
国王は潔く城を明け渡す事にした。ミシェル達は客室のロンを連れて外にでる。こうして、2人組に城を奪われてしまった。




