第4話「もんとの出会い」
次の日、ミシェルが畑の水やりに出かけると何やら声が聞こえた。声の方へと行くと、そこにいたのは、怪我をした小さな子どものモンスターだった。
「大丈夫?!」
ミシェルは急いでその魔族へと近づく。
「シャーー!!」
モンスターは近づくと威嚇してきた。
「大丈夫よ?手当てするだけだからね?」
そう言ってミシェルはモンスターの怪我を手当てした。少し暴れたモンスターだったが、徐々に大人しくなった。モンスターは警戒気味にミシェルの反応を伺う。
このこ、迷いモンスターかしら?親も見当たらないし…………。
「よし!これから怪我が治るまでうちで生活しましょう!大歓迎よ!」
ミシェルが頭を撫でると少し震えていた。何かに怯えているようだった。
アーロンと、ロンにもこの事を伝えると2人とも反対した。いくらミシェルが魔族と話せるからと言って魔族が友好的になるとは限らないと言われたのだ。
ミシェルは大丈夫!魔族と仲良くするのは得意だわ!と、言ってのける。2人はミシェルの誠意に根負けした。
「貴方、名前は?」
魔族は名前を聞かれても、何も答えなかった。
「じゃあ、あなたは今日からモンスターのもん!よろしくね。」
その名前を気に入ったらしくがおっと、鳴いた。
よく見るともんには何やら首飾りがしてあった。上位の魔族ならまだしも、下位のモンスターが首飾りをしているのは珍しかったからだ。
だが、どう見ても小型で上位魔族のような人型に近い形のモンスターではない。ミシェルが不思議そうにしているとアーロンが何やらもんをじっと、見始めた。
「ミシェル、まさか、ロンの次はモンスターとか言わないだろうな?」
「???なにがですか?」
「はあ、ライバルが多いって不利だね。」
ミシェルはアーロンが何を言っているのかわからなかった。
一方アーロンは新たな恋のライバル出現にため息をついた。
それと同時にこのモンスターをどこかで見たような気がした。だが、どこだったかわからない。気の所為だろうと軽く流した。
もんは徐々に元気になっていった。背中の羽で飛んだり出来るようになったのだ。ミシェルはそれを喜んだ。
もんは畑の水やりを手伝ったりもしてくれる。やはり魔族だからと邪険にするのは間違いだとミシェルは思った。
しかし、この時ミシェルは知らなかった。まさか、もんが禁忌の魔族だとは…………。
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