第1話 国外追放再び
たくさんの方に呼んでいただき心から喜んでおります。これからも皆さんに貢献でしるような小説を書きたいです。
禁忌の魔族編
章説明
アーロンの失敗から再び国外追放を受ける事になってしまったミシェル。そんなミシェルは、怪我をしたモンスターに偶然出会う。モンスターは徐々に元気を取り戻していくが、そのモンスターを狙う怪しい影……。この小さな出会いから物語は思わぬ方向へと進んでゆく。
国に戻って幸せに暮らしていたミシェル。しかし、悪役令嬢ミシェルの知らない所で事は進んでいた。小説の続編が決まってしまったのである。そんな事知る由もないミシェル。だが、知らせは急に訪れた。
「私がまた国外追放?!何故ですの?!」
王子は言い淀んだがミシェルからの圧で口を開いた。
「それが……僕がこの国を追放されるんだ。」
その言葉にミシェルは驚くと、同時に疑問でいっぱいになった。
「聖女ラナに薬で操られていた間にラナに王室の財産を1部渡してしまって……。」
青ざめるアーロンを見てミシェルも青くなった。
「君は僕と婚約しなおしてくれただろ?だから一緒に、来て、くれるよね?ね?」
「…………そ、そうですわね。」
ミシェルは一瞬戸惑ったが、愛するアーロン1人を国外へ送りだすのは酷であると考えた。ミシェルは婚約を切ったアーロンと再び婚約する事になったのだが、いきなりお先真っ暗である。
数日後、2人が送られたのは草木1本も生えていない不毛の地だった。
「こ、こんな所で、暮らすなんて……」
アーロンはその有様を見て絶望した。対してミシェルはそうでも無かった。以前の国外追放での経験を生かそうと張り切っていた。
「アーロン様!まずはお家を作りましょう!」
それを聞いてアーロンは訳が分からないと言う顔をした。アーロンが呆然としている間にミシェルは魔法でレンガを土から作り、積み上げていった。
「す、すごいね。ミシェル。こんなに頼もしかったなんて!」
あっという間にレンガの家が出来上がった。
「よしっ!次は畑ね!」
「ミシェル、ここは不毛の地で、草1本生えない。畑なんて……」
「大丈夫です!」
そう言うと持ってきた荷物から何かを取ってきた。それを見てアーロンは顔を青くする。
「ひっ!?」
「アーロン様、どうされました?」
「それって……」
「ミミズですわ。」
平気そうに触るミシェルを見てさらにアーロンは感心した。ミシェルはそのミミズを土の上に撒く。
「そんな事したって……」
「まあ、数日待ちましょう。」
そして、数日がたった。すると、草1本はえる事のなかった土に畑が出来ていたのだ。
「な、なんで?!」
「あ、アーロン様!見てください!畑ですよ!以前の畑経験が生かされました!」
「いや、ミミズを撒いただけなのにどうして?」
「よーく、見てください。この土。」
アーロンは土を見るが、なにがどうなのか訳がわからなかった。
「この土、ミミズの糞なんです。ミミズは不毛な土地の土を栄養のある土に変えてしまうんです!」
「…………ミシェル!すごいね!」
「あとは水源ですが……」
アーロンは水なら任せてと、言って魔法を使う。あっという間に雨が降り出した。
「さすがアーロン様!頼りになります!」
「ありがとう。」
今回は使用人達は付いて来ることを許されなかった。2人でなんとか生活して学んで来るようにと、国王に言われていたからだ。
ミシェルは半ば巻き込まれただけなのだが……。2人の畑作りは順調だった。今度こそ、ほのぼの生活を送ってみせる!と、ミシェルは意気込むのだった。
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