貯金に挑戦してみる
さて、諸君。
いよいよ、お待ちかねの、貯金に挑戦していこうと思う。
とは言え、最初に断っておくが、大変少額な上、大変地味だ。
いきなり、毎月1万円以上、貯金するなんて言わない。何なら、小銭から始めるくらいで丁度いいと思っている。
せっかくの貯金が、自分の負担になっては、本末転倒で意味が無いからな。
そして、恥ずかしながら、私のような頑張れない人間は、『頑張らないといけないものは、頑張れない』のだ……
だが、私のような頑張れない人間は、そもそも貯金0円なんて場合も多いのではないだろうか?
その頃に比べれば、小銭貯金でもできるようになるだけ、進歩である。
貯金に挑戦する前に、【貯金・投資用口座】にしてはいけない銀行を教えておこう。
「……してはいけない銀行? 逆では?」
そんな疑問が聞こえてきそうだが、『【貯金・投資用口座】にしてはいけない銀行』で合っている。
その銀行とは、ずばり『ゆうちょ銀行』である。
何故なら、ゆうちょ銀行は、硬貨の取り扱いが、1枚からでも手数料がかかるからだ。
ゆうちょ銀行は、窓口でも、ATMを利用しても1枚から手数料がかかる。
逆に、他の銀行なら、地方銀行では、窓口でなら、1日の合計が、同銀行の他支店を含めた50枚までは、無料で硬貨の出し入れができる銀行もある。
また、三井住友銀行なら、窓口で、1日の合計が、同銀行の他支店を含めた300枚までは、無料で出し入れできる。
更に、ATMを利用するなら、1日何度でも、三井住友銀行も、三菱UFJ銀行も、硬貨100枚まで無料だ。
提携銀行や、ネットバンクでも、三井住友銀行と、三菱UFJ銀行と同じように、硬貨100枚まで利用可能だと思う。
ただし、ネットバンクの場合は、1月でATM無料利用回数は決まっているので、そこは注意しよう。
地方銀行のATMでの、硬貨取り扱い手数料は、窓口や各銀行のホームページで確認した方が確実かもしれない。
貯金をする上では、手数料は馬鹿にできない。
そのため、ゆうちょ銀行は、『【貯金・投資用口座】にしてはいけない銀行』なのだ。
前置きが、長くなってしまったが、さくっと貯金をしよう。
前回、給料が入ったら、何よりも1番最初に【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】に、必要分のお金を入れたのを覚えているだろうか?
では、ついでに【貯金・投資用口座】に、500円〜お金を入れよう。
おめでとう! これで、諸君も貯金デビューだ!
コツは、見栄を張らず、自分の首を絞めない少額から始める事だ。
いきなり、5000円以上から挑戦すると、私のような頑張れない人間は、挫折しやすい。
まずは、練習の意味も込めて、『貯金をする』という行為に慣れるために、500円くらいから始めてほしい。
貯金をするのに慣れてきたら、【貯金・投資用口座】に、入れるお金の額を増やせば良い。
給料が入ったら、何よりも1番最初に【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】に、必要分のお金を入れる。
ついでに【貯金・投資用口座】に、500円〜お金を入れる。
あとは、3ヶ月に一回くらいは、通帳記載すれば、お金の出入りは管理できる。もしくは、各銀行ダイレクトに申し込んでネットバンク化すれば、スマホやパソコンで管理できて楽だ。
なので、家計簿もいらない。
ここまで読んでくれたら解るように、頑張らないといけない節約術は、1つもない。
同じ日に、たった2回振り込むだけだ。
これくらい簡単なら、私ですら頑張れている。
「……今までの苦労や悩みは何だっだんだ?」と、愕然とするほど簡単なので、ぜひ、諸君も挑戦してほしい。
流れとしては、下記のようになる。
①3つ〜4つの口座で仕分けをする。
【給料受取と、食費(外食、コンビニご飯)・服・娯楽用】
【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用】
【貯金・投資用】
【事業用】(個人事業主やフリーランス、副業をしている人)
⇩⬇
②【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】の必要金額を把握する。
・仕分けした項目の、『電気代だけ最小値の合計金額〜全項目最大値の合計金額』で計算する。
・もしくは、『1月に絶対出ていくお金の請求金額の合計』で計算する。
⇩⬇
③給料が入る
⇩⬇
④【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】に
・『電気代だけ最小値の合計金額〜全項目最大値の合計金額』で、お金を入れる。
・もしくは、『1月に絶対出ていくお金の請求金額の合計+3000円〜5000円』で、少し多めに入れる。
⇩⬇
⑤【貯金・投資用口座】に、500円〜、無理のない範囲で、お金を入れる。
⇩⬇
⑥【給料受取と、食費(外食、コンビニご飯)・服・娯楽用口座】に、残ったお金が、身の程(1月で自由に使えるお金)になる。
①と②は頑張る必要はあるが、①は最初の1回だけだ。
②に関しても、『電気代だけ最小値の合計金額〜全項目最大値の合計金額』で、計算しておけば、別に再計算しなくても問題ない。
以上で、なまけもの貯金術は終了になる。
以降は、ちょっとしたおまけと、頑張らない節約と、投資についてになるだろうか?
興味があれば、読んでくれたら嬉しく思う。