身の程(1月で自由に使えるお金)と、現実(借金の総額)を知ろう
前回で、1月に絶対出ていくお金の必要金額は、把握できた。
今回は、貯金ができない理由②の『身の程(借金の総額、1月で自由に使えるお金)が解ってない。』を解消していく。
やることは、実に簡単だ。気構えなくて、良い。
まずは、軽くおさらい
【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】
・家賃、住宅ローン
・水道
・電気
・ガス
・スマホやインターネットの通信費
・国民年金や、厚生年金
・国民健康保険や、社会保険
・借金(リボ払い含む、クレジット払いの引き落とし)
・習い事の月謝や授業料(口座振替[自動引き落とし]できる場合)
上記の『電気代だけ最小値の合計金額〜全項目最大値の合計金額』もしくは、その月毎に、毎回請求金額を合計する。
これで、1月に絶対出ていくお金の必要金額は、把握できる。
次に、給料が入ったら、何よりも1番最初に【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】に、必要分のお金を入れる。
これだけだ。
たった、これだけで、身の程(1月で自由に使えるお金)が把握できる。
簡単だっただろう?
理由も単純だ。
【給料受取用口座】=【食費(外食、コンビニご飯)・服・娯楽用口座】なので、受け取った給料から、『1月に絶対出ていくお金』の必要金額を引けば、残ったお金が、身の程(1月で自由に使えるお金)になるのだ。
コツとしては、『電気代だけ最小値の合計金額〜全項目最大値の合計金額』で、お金を入れる場合は、最初の3ヶ月は高めの金額で入れる。
もしくは、『電気代だけ最小値の合計金額』の場合は、念の為、半年くらいは確認しても良いかもしれない。
毎月請求金額を計算する場合は、『1月に絶対出ていくお金の請求金額の合計+3千円〜5千円』で、少し多めに入れる。
要するに、『1月に絶対出ていくお金の必要金額よりも、少し多め』の金額を【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】に入れるだけだ。
この、『少し多めの金額』というが、1年後、2年後、3年後の自分を助けてくれる。
ただし!
前回もかなりしつこく書いたが、【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】に入れたお金は、『何が遭っても、絶対に、絶対に、絶対に出さない』事が大前提だ!
これだけは、本当に守らなくてはいけないルールだ。
【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】に入れたお金は、『何が遭っても、絶対に、絶対に、絶対に出さない』
これさえ、守ってくれれば問題ない。
当然だが、個人事業主やフリーランス、副業をしている人は、仕入れ分や、事業で必要な分は、きちんと【事業用口座】に確保しておいてくれ。
流れとしては、下記のようになる。
①3つ〜4つの口座で仕分けをする。
【給料受取と、食費(外食、コンビニご飯)・服・娯楽用】
【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用】
【貯金・投資用】
【事業用】(個人事業主やフリーランス、副業をしている人)
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②【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】の必要金額を把握する。
・仕分けした項目の、『電気代だけ最小値の合計金額〜全項目最大値の合計金額』で計算する。
・もしくは、『1月に絶対出ていくお金の請求金額の合計』で計算する。
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③給料が入る
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④【どんなに嫌がっても、毎月、絶対出ていくお金用口座】に
・『電気代だけ最小値の合計金額〜全項目最大値の合計金額』で、お金を入れる。
・もしくは、『1月に絶対出ていくお金の請求金額の合計 + 3千円〜5千円』で、少し多めに入れる。
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⑤【給料受取と、食費(外食、コンビニご飯)・服・娯楽用口座】に、残ったお金が、身の程(1月で自由に使えるお金)になる。
①と②を頑張れば、あとの工程は、実に単純で、簡単だろう?
今まで貯金ができなかったのは、④をすっ飛ばすどころか、丸っと無視して、③→⑤をしていたからだ。
当然と言えば当然だが、真っ先に、服や娯楽のお金を確保して、使ってしまえば、『1月に絶対出ていくお金』が足りなくなる。
お金を確保する順番を間違えていたから、いつまで経っても貯金に辿り着けない。給料日前貧乏になるのだ。
では、身の程も解ったので、現実(借金の総額)を知ろう。
これも、作業としては単純だな。
・クレジットカードの請求明細の返済残高
・住宅ローンの返済残高
・車のローンのの返済残高
・その他、全ての返済残高
これを全部足せば良いだけだ。
ゾッとする、現実を知る事ができる。
特に、いつもリボ払いの人、毎回2回以上の複数回払いの人は、『持っている全てのクレジットカード』の返済残高を合計すると良い。
月々の支払額は、少ないかもしれないが、おそらく、『クレジットカードの返済総残高』だけで、6桁(何十万)を超える借金があるはずだ。
下手すれば、7桁(何百万)なんていう、恐ろしい額になっている場合がある。
厳しい現実だが、目を背けてはいけない。
リボ払いにしろ、回数払い(一括払いも含める)にしろ、『クレジットカード払い』は全て、借金であると自覚しよう。
さて、以上で、貯金ができない理由②の『身の程(借金の総額、1月で自由に使えるお金)が解ってない。』は、無事解消した。
今回は、短かったので、まとめは、無くても良いだろう。
次回は、いよいよ貯金をしていく。
まぁ、今回の事ができれば、すぐできる。
金額としては、すごく少ない上に、地味だがな……