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実践1 個人向け国債を買おう

諸君、待たせたな。

いよいよ投資を実践していく。


今回は、1円も損をしたくない人と、完全な投資初心者にも()()()()()()()()()()『個人向け国債』をお勧めしたい。


『個人向け国債』とは、名前の通り個人が購入できる国債だ。

国債というのは、国が国民や外国からする借金の事である。



「国がしてる借金とかヤバイんじゃないの!?」なんて、焦る必要はない。

日本国債に関して言えば、日本の銀行が65%所有しているし、残りもほぼ日本国民が所有している内部型の借金である。


2009年に経済破綻したギリシャの国債は、EU諸国が大半を所有していた外部型借金なので、そもそもの事情が違うのだ。


要するに、日本の場合は、日本の銀行と日本国民に返済すれば良いので、()()()()()()()()()()()()

銀行が潰れる可能性と、国が潰れる可能性、どちらが大きいか考えれば、かなり安全な投資先と言えるだろう。


ついでに書いておくと、日本国は、今の所(2023年3月時点)黒字経営できているそうだ。





難しい話はこの辺にして、『個人向け国債』の特徴を書いていく。


①『日本国に、お金を貸してくれた人に、年利○%で返済します。』と約束して国がする借金。

②元本保証(日本国が経済破綻しない限り、()()()()()()()()()()()()())。

③1年経てば途中解約可能。

④途中解約する場合、手数料で1年分の利息を支払う必要がある(最低2年持っていれば、元本は完全に返ってくる)。

⑤1万円から購入可能(1万円単位の購入)。

⑥6日頃〜月末まで、毎月購入可能。

⑦最低金利0.05%(年利)を保証。

⑧半年に1回利子を受け取れる(単利で計算された利子)。

⑨変動10年・固定5年・固定3年の3種類ある。



特徴は、以上9つだ。


①〜⑥は書いた通りなのだが、補足はいるだろうか?


……とりあえず、⑦〜⑨は、もう少し詳しく説明しよう。





⑦最低金利0.05%(年利)を保証。

これは、『基準金利が()()()()()()()()()()()、必ず最低金利0.05%は保証します』と、日本国が保証してくれているという事だ。

実際は、受取時に税金が差し引かれるので、若干少なくなるが、銀行預金に比べたらだいぶマシである。


銀行の普通預金が0.001%で、定期預金でも0.002%だ。

ネットバンクは、普通預金0.01%で、定期預金だと平均0.02〜0.05%になる。

()()()()()()、ネットバンクの定期預金に相当するのだから、悪くはないと思う。


最低金利保証という事は、基準金利が0.05%を上回れば、上回った金利が採用される。

つまり、貰える利子が増える事もあるのだ。




⑧半年に1回利子を受け取れる(単利で計算された利子)。

『個人向け国債』を購入した、半年後の15日に利子を受け取れる。


単利で計算なので、元本(国債の場合は、()()()()()()()()()())にだけ利子が付く。

なので、1円も減らさず、安定した収入を得る事ができるのが、最大のメリットだ。




⑨変動10年・固定5年・固定3年の3種類ある。

・変動10年

 半年毎に金利が見直されるので、貰える利子が増えたり減ったりする。

 2023年3月の金利は、0.33%だ。

 3種類の中では、1番金利が高い。


 長期間使わない上に、そこそこまとまったお金が有るなら、銀行の定期預金代わりにお勧めしたい。




・固定5年、固定3年

 購入した時点の金利が、満期まで変わらない。

 2022年後半からジワジワ金利が上がり始めている。

 2023年3月の金利は、固定5年が0.18%


 残念ながら、固定3年は、もう(しばら)く最低金利0.05%が続きそう。


 投資に回せるお金が少ない人や、10年も待てない人が、積立定期預金代わりにすると良いだろう。





どの個人向け国債も、毎月1万から購入できるので、元手が少なくても挑戦しやすいのではないかと思う。


何より、元本保証と最低金利保証は、他の投資では有り得ないからな。

これ以上、初心者向けの投資もないのでは無かろうか?




買い方は、SBI証券、マネックス証券、楽天証券等のネット証券場合は、

①ネット証券にログイン。(ネット証券の口座に予め、入金してある前提)

②『債権』タブを開く。

③円貨建債権を選ぶ。

④『個人向け国債』を選ぶ。

⑤3種類の中から、買いたい『個人向け国債』を選ぶ。

⑥申込み画面の案内に沿って、金額やパスワードを入力する。

⑦間違いが無ければ、注文確定もしくは、注文発注ボタンを押す。


これで、購入完了だ。

ネットショッピングした事がある人なら、問題なくできるはずだ。



銀行の場合は、ATMで購入できる銀行もあるが、窓口で確認した方が確実だろう。

私は、ネット証券利用なので、銀行での投資商品の購入方法がよく解らない。申し訳ない。



当然だが、ネット証券にしろ、銀行にしろ、【特定口座「源泉徴収あり」】の口座を開設してる事が、大前提だからな?










まとめ


・『個人向け国債』とは、日本国が国民にする借金で、個人が購入できる国債である。

・元本保証(日本国が経済破綻しない限り、()()()()()()()()()()()()())。

・1年経てば途中解約可能(解約手数料は、1年分の利子)。

・1万円から、1万円単位での購入ができる。

・毎月購入可能(発行は、毎月6日頃〜月末まで)。

・最低金利0.05%(年利)を保証。

・半年に1回利子を受け取れる(単利で計算された利子)。

・変動10年・固定5年・固定3年の3種類ある。



・変動10年は、半年毎に金利が見直されるので、貰える利子が増えたり減ったりする。

・長期間使わない上に、そこそこまとまったお金が有るなら、銀行の定期預金代わりにお勧め。



・固定5年、固定3年は、購入した時点の金利が、満期まで変わらない。

・投資に回せるお金が少ない人や、10年も待てない人が、積立定期預金代わりにするのにお勧め。




以下、財務省の『個人向け国債』のホームページ

https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/

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